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車に追いついてえぇぇ←発狂
周りで支えてくれる皆が素晴らしいですね!!
今までの奏の車は
白い軽自動車だった。
…それなのに。
何で、黒い大型自動車に…!?
…もしかして。
奏、どこかに引っ越すの…!?
…大型って事は。
まさか、遠いところに…!?
紫
奏は振り向かずに
冷たい口調で言った。
奏
奏
紫
バンッ‼️
勢いよく閉まる車のドア。
そして、奏は
車のエンジンをかけて
すぐさま走り去る。
何でだろう。
このままじゃ、嫌だ。
…私には、そう思えた。
気がつけば、
私は駆け出していた。
嫌だ嫌だ、嫌だっ!!!
奏がどこかに 行っちゃうなんて…
絶対嫌だっ!!
もちろんどれだけ走ったって
車になんか勝てっこない。
そう分かっていたって
どうしてもあの車を 止めたかった。
紫
紫
紫
紫
私はただひたすら、
あの車を追いかけた。
…あ。
…段々とスローモーションに なってゆく…。
なんだろう、この感じ…。
ズコッ!!
うわあっ!!
は、恥ずかしいっ!!
しかも、痛い…!!
私は道路に向かって
ド派手に転んだのでした。
紫
だ、だめだ…っ!
こんな事で泣いちゃうなんて、
絶対嫌だっ!!
必死に溢れ出る涙を
零すまい…、と
思っているけれど。
涙は私の言う事など
全く聞いてはくれない。
?
?
?
こ、この声は…っ!?
紫
伊織くん
伊織くん
光樹くん
光樹くん
光樹くん
ううっ!!
光樹くん、図星だよっ…!!
紫
伊織くん
伊織くん
紫
いつもは優しい伊織くんの、
お怒りの一言に、私は
涙が止まるほどびっくりした。
光樹くん
光樹くん
光樹くん
光樹くんまで…っ!?
光樹くんの言葉を聞いた 伊織くんは
私達に、こう告げた。
伊織くん
伊織くん
光樹くん
光樹くん
伊織くんは、光樹くんの言葉を
最後まで聞かずに駆け出した。
うわぁっ!ありがとうっ!!
2人に感謝ですっ!!
光樹くん
光樹くんのいつもとは打って 変わって優しい声。
それに、いつもの悪戯っぽい 笑顔とは打って変わって
凄く優しい笑顔。
…でも。
私が一番聴きたいのは、 この声じゃない。
私が一番見たいのは、 光樹くんの笑顔じゃない。
光樹くん
光樹くん
光樹くん
…やっぱり私、
奏が大好き…!
奏を忘れる事なんて。
私には…!!
私には できないっ!!