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#怪盗キッド
⚔️♠️⚜️哀雷⚜️🗡️🥀
1,010
坂田銀にゃん
318
유키에
31
江戸川コナン
スカイタワーを出ると、外は多くの人でごった返していた。
買い物客。観光客。結婚式へ向かう招待客。 グランドオープン初日の四菱グランニュータウンは祝賀ムード一色だ。
江戸川コナン
松田深緒
人混みを縫うように走る。 その時だった。
館内スピーカーが鳴る。
『お客様へお知らせいたします。』
江戸川コナン
突然のアナウンスに、2人は足を止めかける。
『点検作業のため、現在すべての連絡橋付近への立ち入りを禁止しております。』
『橋周辺にいらっしゃるお客様は、速やかに施設内へご移動お願いいたします。』
『係員の誘導に従ってください。』
江戸川コナン
コナンが息を呑む。 深緒も顔を上げた。
松田深緒
江戸川コナン
江戸川コナン
松田深緒
その瞬間。 深緒の足が止まった。
江戸川コナン
松田深緒
松田深緒
江戸川コナン
四菱グランニュータウンは、埋立地に造られた島状の都市。 上陸手段は、本島から繋がる
“3つの連絡橋”
江戸川コナン
東連絡橋。西連絡橋。中央連絡橋。
深緒はちょうどその中間地点で立ち止まっていた。 3方向へ伸びる道路を見つめる。
残り時間は、刻一刻と減っていく。
どこだ。 一番最初に爆発するのは——。
その時だった。
子供
甲高い泣き声が響く。 2人が同時に振り向いた。
まだ5歳くらいの男の子。 周囲に親の姿はない。
男の子は涙を拭いながら、ふらふらと中央連絡橋の方へ歩いていく。
江戸川コナン
松田深緒
コナンも気付いた。
男の子の視線の先。橋の欄干の根元。 銀色のケースが固定されている。
2人は全力で駆け出した。
子供
男の子はしゃがみ込み、不思議そうにケースを覗き込む。 小さな手が、ゆっくりと伸びる。
江戸川コナン
男の子まで、あと数メートル。 深緒は地面を蹴った。
そのまま勢いよく男の子を抱き寄せる。
子供
突然の出来事に男の子は目を丸くした。
深緒は息を切らしながら男の子を抱きしめる。
松田深緒
子供
その返事を聞き、ようやく小さく息を吐いた。
一方、コナンはケースの前へしゃがみ込む。 その側面には——
『4』
江戸川コナン
江戸川コナン
松田深緒
深緒は男の子を立たせる。
松田深緒
松田深緒
子供
松田深緒
松田深緒
そう言って背中を押す。 男の子は何度も振り返りながら、人の流れの方へ走っていった。
その姿を確認すると、深緒はすぐに爆弾の前へしゃがみ込み、ケースを開く。
色とりどりの配線。 幾重にも重なる基板。 複雑な回路。
そしてタイマーが顔を出した。
松田深緒
『 01:59 』
深緒の表情が凍りつく。
江戸川コナン
松田深緒
回路を凝視する。 そして苦く笑った。
松田深緒
深緒はケースを勢いよく閉じる。
江戸川コナン
松田深緒
そう叫ぶと、コナンをひょいと抱え上げる。
江戸川コナン
松田深緒
言い終わるより早く地面を蹴った。
橋の入り口では警備員たちの怒号が飛び交っている。
警備員
警備員
その甲斐あってか、橋にはもうほとんど人も車も無かった。
コナンは抱えられたまま腕時計を見る。
00:49
江戸川コナン
松田深緒
爆弾の規模が分からない。できる限り離れる必要があった。 さらに速度を上げる。
00:38
00:27
00:15
松田深緒
00:03
00:02
00:01
ドォォォォォン!!!
ーーーーーー
凄まじい轟音が島全体を揺らした。
地面が跳ね上がる。 爆風が背中を叩く。
熱風。黒煙。 破片が雨のように降り注いだ。
耳が潰れるような轟音。
江戸川コナン
コナンは言葉を失った。
目の前で起きた光景が理解できない。
江戸川コナン
橋だった場所から、コンクリート片が海へ落ちる。
ゴォォ……と鈍い音が遅れて響く。
崩落。
島と本島を結んでいた道が、目の前で消えた。
1本じゃない。2本でもない。
3本同時に。
江戸川コナン
コナンの背筋を、冷たいものが走った。
モブ
モブ
モブ
悲鳴。怒号。泣き声。
現場は一瞬で地獄になった。
“四菱グランニュータウンは、完全に孤立した”
江戸川コナン
その時だった。 隣から、小さく息を呑む音がした。
松田深緒
コナンが振り向く。 深緒は、爆炎を見つめたまま立ち尽くしていた。
その瞳から。みるみる光が消えていく。
江戸川コナン
松田深緒
深緒の肩が震える。
一歩、後ずさる。
また一歩。
そして。 力が抜けるように、その場へ膝から崩れ落ちた。
江戸川コナン
慌てて肩を支える。 しかし、深緒の身体は小刻みに震えるばかりだった。
松田深緒
震える唇がゆっくり動く。
松田深緒
小さく首を振る。
松田深緒
呼吸が浅い。視界が滲む。
爆発音。黒煙。燃え上がる炎。
――燃え盛る観覧車。
ーーーーーー
松田陣平
松田陣平
ーーーーーー
松田深緒
違う。 違う。
松田深緒
耳を塞ぐ。 それでも爆発音が消えない。
松田深緒
呼吸が乱れる。胸が苦しい。
身体が思うように動かない。
江戸川コナン
コナンは何度も呼んだ。
江戸川コナン
返事はない。
松田深緒
小さく呟く。
松田深緒
深緒の目から、涙が零れ落ちる。
江戸川コナン
コナンの表情が強張った。
江戸川コナン
江戸川コナン
肩を揺らし、何度呼んでも反応は返ってこない。
その時だった。
佐藤刑事
聞き慣れた声が響く。
江戸川コナン
振り向くと、私服姿の佐藤刑事と高木刑事がこちらへ駆け寄ってきた。
高木刑事
高木は深緒を視界にとらえると、迷わず前へしゃがみ込む。
高木刑事
その声に。深緒の肩がぴくりと震えた。 ゆっくり顔を上げる。
焦点の合わない瞳が、高木を映す。
松田深緒
じっと見つめる。 まるで何かを確かめるように。
松田深緒
直後。 その瞳が大きく揺れた。
松田深緒
高木刑事
涙が、頬を伝う。
松田深緒
松田深緒
深緒は安心したように、小さく笑った。
コメント
5件

コメント失礼します(* .ˬ.)" とても大好きで楽しみに見てます 体調に気をつけて頑張ってください 応援してます 続きを楽しみに待っています
原作から「松田刑事と高木刑事が似てる」ってのを生かすの流石…って違ぁぁぁぁぁう!! トラウマで固まっちゃってる深緒ちゃんがッ…!!あと必死に正気に戻そうとするコナン君達がッ!!爆弾魔許すまz(((殴 次回どうなるのか…気になりすぎる