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「私たち、ずっと友達だよね!」

まさかこんな事が起こるなんて 誰も想像しなかった。

寧々

ねぇ桃音(もね)、聞いてよ〜

桃音

どしたぁー?

寧々

A組のC山、左藤さんに告って振られたらしいよ〜

寧々

しかも待ち伏せまでしてたんだって。
キモくなーい?

桃音

キモすぎw

世那

世那

おはよ〜、

寧々

あっ、世那(せな)
おはよ!

寧々

聞いてよ、A組のC山がね・・・

コソッ 寧々(ねね)って、いっつも人の悪口言ってるよね

引くよね〜。

寧々

寧々

(・・・はぁ?)

寧々

(別にいいじゃん、あんたらに害は無いんだから)

桃音

寧々、気にしたら負けだよ

寧々

うん・・・

桃音

ね、世那?

世那

世那

あのさ
前から思ってたんだけど

世那

2人共、ずっとC山とかの悪口言ってるけど

世那

別に仲良くないよね?

寧々

そうだけど

寧々

別にみんなに害は無いし

世那

そういう問題じゃ無いんだよ・・・!

桃音

桃音

・・・ふっ、2人とも落ち着いて・・・

寧々

もういいよ。
世那とはやってらんない。

寧々

前から無理だったから。

寧々

寧々

じゃ

これが始まりだったんだ──────。

それから私は虐められる様になっていた。

2人も私を虐めていた。 先頭に立っていたのは世那だ。

「ほら、このおにぎり食べなよ」 「世那サイコーッ!虫入りだよぉ〜?」

寧々

(・・・絶対、負けないんだから・・・!)

しばらくして私は不登校になった。

・・・ある日、 私宛に届いた一通の手紙。

桃音と世那からだった。

寧々へ ごめん。 まさかこんな事になるなんて、思ってなかった。 私ら、少しだけからかってやろうと思って・・・ 本当にごめん(;_;)

2人はそれなりに反省してない、と思った。 こんなの漫画でもよくある台詞じゃないか。

寧々は私らの大事な親友。 本当に申し訳なかったと思ってる。

だから、私たち引っ越す事にしたんだ。 今までありがとう。

寧々

・・・えっ?!

私は真っ先に 2人の家が並んでいる住宅街へ走った。

寧々

…っ着いた!

そこには 引越し業者と話している2人がいた。

寧々

桃音っ・・・!
世那・・・!

桃音

・・・寧々

世那

寧々じゃん。

寧々

寧々

ごめんなさいっ・・・!
私が・・・あぅぅ…

桃音

・・・寧々は何も悪くないよ。
自分を責めないで。

世那

少し遠くに行くだけだよ。
また・・・絶対会えるから。

寧々

絶対だよ・・・?

そう言って、3人は同時に小指を差し出した。

寧々

ゆーびきーりげーんまーん・・・

桃音

うーそつーいたらっ・・・

世那

はーりせーんぼーんのーます・・・っ

ゆーびきった

寧々

絶対・・・忘れないでね

桃音

うん。絶対。

世那

会えるからね。

桃音〜! 世那ー。

桃音

・・・行かなくちゃ

世那

寧々もあたしらのこと、忘れないでね

寧々

うんっ

寧々

寧々

ずっと・・・親友なんだから

私は人生で一番の笑顔を作って 2人の車を見送った。

貴方は 一番笑顔を見せたいのは誰ですか?

『ずっと・・・。』 -完-

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