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【第二章】人狼物語

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【第二章】人狼物語

3 - 【第3話】第二章 人狼物語

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2019年05月17日

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第二章 人狼物語 登場人物

夢原佳奈 ---生存 本田芽亜里---生存 相田咲  ---生存 瀬戸内稔 ---生存  伊沢拓也 ---生存  早川宗介 ---生存 木下祐希 ---生存 遠藤幸生 ---生存 鮫塚智樹 ---生存 生9/死0

7:54 投票室

瀬戸内稔

私に人なんか…殺せない

鮫塚智樹

いやいや、皆信じてるの?

夢原佳奈

え?

遠藤幸生

どうした?

鮫塚智樹

少なくとも俺はこのゲームを信じてない。俺らは騙されてんだよ

相田咲

なに、言ってるんですか?

鮫塚智樹

だから、今夜俺に投票してほしい。

夢原佳奈

は?

本田芽亜里

いいんじゃない?本人が言ってるんだし

夢原佳奈

智樹くんはいいの?

鮫塚智樹

ぜっんぜん、別に死なないし…きっと大丈夫

相田咲

きっとって……そんなの信用できない!

鮫塚智樹

じゃあ今夜相田さん殺す?やでしょ?

相田咲

……そうですけど!

ぶつんとテレビがつく

『残り時間5分を切りました。』

相田咲

……どうするんですか!!

本田芽亜里

いいんじゃないの?彼で

瀬戸内稔

人狼っぽい人っていますか?他に!

………………。

遠藤幸生

……智樹はいいの?死ぬかも…、しれないんだぞ?

鮫塚智樹

……きっと大丈夫って大丈夫大丈夫……

相田咲

もう時間っ!!

全員が彼に投票した。もちろん彼自身も。

『本日人狼と疑われた人物は、鮫塚智樹さんになりました。 テレビ台の下にある武器を使っても構いません。ただし、5分以内で殺してください。』

鮫塚智樹

あのさ、

鮫塚智樹

殺したいやつなんていないでしょ?だからさ、そこのベランダから出てみよっかなって……

瀬戸内稔

ルール上、建物から出ている……その方法はいいと思います……

鮫塚智樹

いやいや、死ぬわけじゃないし…

相田咲

し……死んだらどうするんですか?責任取れるんですか?ねぇ!

咲ちゃんは智樹にしがみつく。

鮫塚智樹

っ…いいからっ!

彼はベランダのドアを開ける。

相田咲

だめっ!だめっ!

伊沢拓也

咲ちゃん……離れろって……

伊沢拓也が、咲ちゃんのうでにしがみつく。

鮫塚智樹

大丈夫…大丈っ

彼が足を出したその瞬間、彼がすこし眉間にシワを寄せた。

鮫塚智樹

っがっ!!

相田咲

っ!

ブシュウウウウウッ!

突然彼の腕から大量の血が噴出した。

相田咲

……あ……あ……

早川宗介は腰を抜かす。

早川宗介

あっ……死ん……え?は?

相田咲

いやぁあぁぁぁぁぁっ……、あぁぁぁぁぁあぁぁぁっ……、

木下祐希

嘘……ねぇ……いや……そんな…死んで……る、の?ねえってば!!

夢原佳奈

死んじゃった……

『本日の処刑お疲れ様でした。これからは夜の時間に移ります。10時前には自室にいてください。』

鮫塚智樹の死体はベランダに飛びだしている。彼の目は上を向いたままピクリとも動かない。ただ周りに血が大量に散っている。

夢原佳奈

これで……いいかな?

瀬戸内稔

……うん。

彼にまでは腕も届かなかったので、彼の部屋から毛布を持っていき、被せてあげることになった。

伊沢拓也

これからは夜の時間だよな?

遠藤幸生

さ、咲ちゃんはさ……まず血……洗ってきな。

相田咲

…あい……はい……

鮫塚智樹の返り血を浴びた咲ちゃんは風呂に最優先に行った。

遠藤幸生

シャワーあるみたいだし、僕も行ってくるよ

早川宗介

俺も行くよ

瀬戸内稔

私も行きましょうか?

遠藤幸生

そう…、だね…

自室に向け、廊下を歩く。

夢原佳奈

死んだ……死んだ……死んだ…どうしよう……

しかし、彼から自殺行為をしてくれたのは人狼として、幸いだ。

夢原佳奈

トイレっ……行こ……

本田芽亜里

あ、佳奈じゃん、

夢原佳奈

芽亜里……

本田芽亜里

あのさ、前のことどーすんの?

夢原佳奈

前?

本田芽亜里

前回のゲーム。木下祐希にこのことをいうかって聞いてんの?

夢原佳奈

いや、言わないほうがいいに決まってる、だって

木下祐希

だって?

夢原佳奈

あっ、祐希さん…

本田芽亜里

あーあ…

木下祐希

だっての続き、話聞かせて?

ヤバイヤバイ…

彼女にすべてがバレる…

絶対……

絶命だ。

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