不良少女と死神くん

朝起きると、もう、修二は居なかった

机には紙切れ

「俺、用事あっから、また家呼べよ」

柄にもなく、修二の事となると、私は少し不安になる

携帯を見ると、とんでもない数のメール

8時57分

ヴヴヴ……

恐る恐る、携帯を見ると

ヴヴ……ピ

ブチｯ―――

相当怒ってんな

最近やっと私に慣れてくれたと思ったんだけどな……

一応、虫除けの効果を目立たせたい

首元が見えやすい様な服を着て行こうと思う

良かったのは、首にも鎖骨にも、しっかり濃く着いている事だ

これで、東卍にも、修二とそういう関係と分かるだろう

ぎゅｯ

ザッ

ザッザッ……

ちゅｯ

私は、このキスする時間が好きだ

触れ合っている、そう思える

何の理由もなくキスするのは、可笑しいのだろうか

こんな私を愛してくれている彼を

私で傷付けたくない

だから、

伝えられる間は、伝えよう

じゃないと離れてしまうから

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