どうせ
死ぬなら
"アイツら"の前で
死のう
屋上
いじめっ子1
やっと来たわ〜
いじめっ子2
遅いんだよ
いじめっ子3
もうちょっと早く来いよ
凛
ごめんごめん笑
いじめっ子1
はぁ?
いじめっ子2
お前さ
いじめっ子3
私達の事バカにしてんの?
いじめっ子1
もうこれは
いじめっ子2
お仕置が
いじめっ子3
必要だね
ボコボコ
ボコボコ
凛
(これが終われば
凛
死ねる)
いじめっ子1
今日はこれぐらいしてやるよ
いじめっ子2
みんな行こう
凛
ちょっと待って
いじめっ子3
何?まだ殴られたいの?
凛
今から
凛
面白いの見せるから
凛
見てて
いじめっ子1
はぁ?
いじめっ子2
あっじゃあさ面白くなかったら
いじめっ子2
明日10万円持って来てね
いじめっ子3
いいねいいね
凛
いいよ
僕はそう言うと
フェンスに足をかけた
いじめっ子1
お前まさか
いじめっ子2
死ぬ訳…ない……よなぁ
凛
そうだよ
凛
今から僕は
凛
死ぬよ
いじめっ子3
はぁ?嘘だろ
凛
ホントだよ
いじめっ子1
死ぬな
凛
なんで?
凛
散々いじめて来たのに
いじめっ子2
あれは……
いじめっ子3
リーダーがやれって言ったから
いじめっ子1
はぁ?
いじめっ子1
なんで私のせいなの
いじめっ子2
私もリーダーに言われて
いじめっ子1
お前達だって
いじめっ子1
楽しんでたじゃん
凛
(フゥ〜
凛
今のうちに
凛
飛び降りよう)
そして
最後に
僕は
凛
じゃあな
凛
最低な
凛
"人間達"
そう言って
僕は
飛び降りた
その時は
何も考えなかった
ただ一つ後悔があった
遺書書いとけば良かったなぁ
まぁそんな事考えていたら
もうすぐ地面だ
僕は
最後
凛
さよ……な…ら……
そう言うと
グチャ
僕は
死んだ







