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げぇむますたー!
げぇむますたー!
げぇむますたー!
げぇむますたー!
げぇむますたー!
げぇむますたー!
げぇむますたー!
カエデ
げぇむますたー!
カエデ
げぇむますたー!
げぇむますたー!
カエデ
げぇむますたー!
カエデ
げぇむますたー!
カエデ
げぇむますたー!
カエデ
げぇむますたー!
カエデ
げぇむますたー!
カエデ
げぇむますたー!
げぇむますたー!
カエデ
......................................................
げぇむますたー!
げぇむますたー!
そう促されて、私は乱れた呼吸をゆっくりと整えて、マイクの電源を入れた。
カエデ
カエデ
あやね
さな
さくら
仲間の死亡を目の当たりにしてタガが外れたか、さくらは大声で叫んでいる。
彼女のなかではきっと、絶望や混乱、恐怖が渦巻いているのだろう。
カエデ
みずき
カエデ
カエデ
......................................................
カエデ
げぇむますたー!
カエデ
げぇむますたー!
げぇむますたー!
カエデ
げぇむますたー!
げぇむますたー!
カエデ
げぇむますたー!
げぇむますたー!
カエデ
......................................................
あやね
さな
みずき
ことね
さくら
あやね
みずき
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
あやね
みずき
さな
さくら
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
げぇむますたー!
げぇむますたー!が手のひらサイズのボタンを押すと、壁の中から鬼が現れた。
鬼、と言っても、その外見は名前とはかけはなれていて、
小さな水色のシルクハットに、
兵隊のような服を来た、
変な猿が鬼だった。
その手にはチェーンソーが握られていて、
ブイィイイン、と、恐ろしい音を立てて動いている。
マイクの電源を切って、どうかあやねが捕まりますように、と祈りながらモニターを見つめた。
あやね
さな
さくら
ことね
げぇむますたー!
シャーン!シャーン!
シンバルの音とともに、あの恐怖の猿には似つかわしくないファンシーな音楽が流れる。
カエデ
げぇむますたー!
カエデ
げぇむますたー!
カエデ
げぇむますたー!
なんて言いながら、げぇむますたー!はポケットから何かを取り出した。
げぇむますたー!
カエデ
げぇむますたー!
ご機嫌な様子でニコニコ笑うと、げぇむます…名前長いな、少女にしよ
少女は、そのマイクに話しかけた。
げぇむますたー!
......................................................
あやね
ことね
げぇむますたー!
げぇむますたー!
げぇむますたー!
げぇむますたー!
げぇむますたー!
ことね
みずき
さくら
さな
この時点で一番鬼に近いのはさなだ。
その次があやね。
げぇむますたー!
カエデ
げぇむますたー!
言われてみれば確かに、さなは鬼を引き付けつつ、あやねの方に走っていっている。
あやね
さな
シャーン、シャーン、シャーン、シャーン!
シンバルの音がどんどん早くなっていく。
鬼から逃げるさなと、
そのさなから逃げるあやねの距離がだいぶ短くなったところで、
さなが、あやねを追い越した。
あやね
あやねも負けじと足を早めるが、鬼はもうすぐ後ろ。
このゲームもついに終わるかと思われたその時。
あやね
さな
カエデ
あやねは咄嗟にさなの手を掴み、後ろに振り投げた。
さな
投げ出されたさなを、鬼ががしりと受け止める。
捕まったのは…
さなだ。
さな
さな
手足をバタバタと振り回しもがくが、鬼はさなを離さない。
さな
あやね
さな
さな
いつもなら出さない大声で、
キンキンとたかい金切り声で叫び続ける。
真っ白な顔で涙や汗を流しながら、一生懸命に逃げようとしている。
そんな抵抗も虚しく、猿はさなの首根っこを掴んで持ち上げた。
ギュイイイイン。
怯えるさなのすぐ隣でチェーンソーを起動させる。
さな
咄嗟に体が動かないのだろう。
歯をガチガチと鳴らしながら、ふるふると首を横に振る。
さな
さな
さなの背後に、ピッタリとチェーンソーが添えられる。
さな
先ほどよりも小さく首を振る。
目をいっぱいに見開き、こぼれる涙を止めようともしない。
ギュィィイィイィイ!!!
さな
チェーンソーはゆっくりとさなの体を貫いた。
海老反りのようにして体を逸らしもがいていたさなは、
チェーンソーが完全に体から引き抜かれた後、動かなくなった。
鬼はさなの遺体を米俵のように持ち上げると、そのまままた、壁の中に入っていった。
さくら
ことね
げぇむますたー!
カエデ
ぱふぱふ、とどこからか出したおもちゃを鳴らして笑うこいつは頭がイカれてる。
でもこいつの方に意識を持っていかないと、正直精神が持たない。
まいかの悲鳴と同様、さなの金切り声も、私の脳内にこびりついて離れない。
思い出すだけでも吐き気がしてくる。
げぇむますたー!
げぇむますたー!
げぇむますたー!
げぇむますたー!
げぇむますたー!
げぇむますたー!
カエデ
げぇむますたー!
カエデ
カエデ
げぇむますたー!
げぇむますたー!
げぇむますたー!