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あれから色々調べた
しょうもない記事もたくさんあったけど
頑張って諦めなかった。
そんなある日
気になる記事を見つけた。
優希
優希
優希
そこにはこんなことが書かれていた
「私の最期を綴るために、ブログを始めました。ただの独り言です。」
「私には大好きな彼氏がいました」
「毎日が楽しくて、幸せでした」
「でも、そんな時、彼が事故にあったんです。」
「私は悲しみに暮れていましたが、ある日幽霊になった彼と人気のない物置で遭遇しました。」
「会えたことが嬉しくて、私は毎日物置に通いました。でも、ある日」
「ふと見ると、私の指先が透けていました。」
優希
優希
「それを知った彼は、愛し合っているという特殊な縁が君に影響を与えたのかもしれない。」
「………もう会わないほうがいい、と、言ったのです。」
「でも私は、そんなの、耐えられなくて…」
「そんなの嫌だ、と、泣き崩れてしまいました。」
「すると彼は困ったような素振りを見せた後、言いました。」
「現世に影響を与えると、あの世の人間は消えちゃうんだ。存在ごと、全部。」
「影響を与えたから、もう僕が消えちゃうのは決定事項。だったら君を道連れになんか、したくない。」
「…胸が張り裂けそうな思いでした」
「彼に消えて欲しくない。そう強く思った私は何とかして彼を現世に戻せないかと思いました。」
「幽霊のまま助けるのは無理かもしれないけど、現世の人間が強い縁のある霊に影響を与えれば、」
「影響された私みたいに、あちらを影響させることも出来るんじゃないか、って…」
優希
「…それから私は必死に調べました。」
「でも、その結果。私が知ったのは皮肉な真実だけでした。」
「幽霊を現世に戻すことは、どうやっても出来ない。」
優希
「2人で一緒に現世で、なんて、そんなこと夢でしかありませんでした。」
「でも、存在ごと消えそうな彼を助ける方法なら、見つけた。」
優希
優希
「その方法は」
「私が身代わりになることでしか、実現しません。」
優希
「私が、彼の代わりに消えるんです。」
「そしたら、あの世と現世のバランスも変わらない。」
「…まず、呪文を唱えます。【アロンスタード・リアネス・ロード】と、3回。」
「そしてその呪文により現れた冥界からの使者に、こう伝えるのです。」
「〇〇〇〇〇〇(彼の名前)の代わりに、私を消去せよ。」
「そうすれば、身代わりになれます。」
「あぁ、そうだ」
「この方法は助けたい霊が憑いている場所でやらないと、効果がないそうです。」
「私はこの方法を実行します。」
「……だから、最期を綴るブログです。」
「ここまで見てくれた方、ありがとうございました。」
「『私』を少しでも遺せて、嬉しいです。」
優希
優希
優希
優希
優希
優希
優希
優希
翌日 休み時間
優希
優希
優希
祐奈
優希
祐奈
優希
祐奈
祐奈
優希
祐奈
祐奈
祐奈
優希
優希
優希
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祐奈
祐奈
優希
祐奈
優希
祐奈
祐奈
祐奈
優希
優希
優希
祐奈
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優希
優希
優希
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