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この学校広すぎだろ...
何kmあんだこれ...
夢の国3つ分くらいあるよ...いやもっとあるか?
ワープしよっかな...
...ん?
誰かついてきてる...?
...この気配は...黄色の人...?
...名前聞くの忘れてたわ
...残念、気配消してるようだけど、俺にはお見通しなんだなぁ
...見守りとか...だる...
...ワープはできないから、...
しょうがない、魔法で微妙に足速くしとくか...
あ"あ"あ"あ"あ"見守りついてくんなよ...!!
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地面には苔が生え、埃をかぶった石の塊がいくつも転がっている
これらが、SSSランクの魔力で触れると暴走するという『古い結界石』だった。
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...
これってSSSランク以上が触れたら暴走するんだよね?
...俺...どうしよ...
行ってくると宣言した手前、引き返す訳にもいかないし
...ま、とりあえず回収してみるか
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らんが屈みこみ、Eランクの『微弱な魔力』しか使っていないフリをして、石を拾い上げた。
その瞬間、石の内部に溜まっていた不安定な魔力が、黒い煙のように吹き出し始める。暴走の兆候だ。
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らんの魔力が、無意識に『秩序の調整』を開始する。
それは、決して「抑える」力ではない。
あらゆる属性の魔力の『因果を無力化』し、『ただの無』に戻す力。
黒い煙は、らんの指先に触れた瞬間、何もなかったかのように、消滅した。
石は、ただの冷たい石ころに戻っている。
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らんが雑巾がけの要領で石の表面の苔を払い、持ってきた空の段ボール箱にポイと入れた。
...彼は、自分がSSSランクすら手に負えない暴走を、一瞬で収めたことに、全く気づいていない。
次回みこと視点かな...少しだけやけど...
この作品も♡制にして良いですか?
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡100
コメント
10件
らんくん自分が凄いことしたのに気づいてないの!?続き楽しみに待ってます!
この作品好きぃぃ