テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#atmz
ここあ🍩🍅
37
#自殺オタクみたいなゆーぎさん。
#❤️とフォローとコメントよろしく
4,948
コメント
1件
まぜ太の「言えない」って気持ち、めちゃくちゃ伝わってきて胸が痛くなったわ…。atの機転が光るけど、最後の冷たいメッセージが不穏すぎて続きが気になる。相棒同士の絆と苦悩、すごくリアルで引き込まれた。ここあさん、今回も熱い展開をありがとうございます!次回も楽しみにしてる🔥
mz
病院からの帰り道。 医者から告げられた「即座の手術が必要」「元の声に戻る保証はない」という言葉が頭の中で壊れたレコードのように何度も再生されていた。
頭が真っ白のまま、まぜ太は自宅の配信机の前に座っていた。 時計の針は夜の8時55分を指している。 あと5分で、atとの定期ペア配信が始まる時間だ。
mz
次のツアーに向けて誰よりも熱く燃えているatの顔が浮かぶ。 今、自分のせいでその熱を冷ますわけにはいかない。
まぜ太はギチギチと鳴る奥歯を噛み締め、デスクの上の風邪薬を水で流し込んだ。喉の奥の痛みと違和感を、強い麻酔で無理やり麻痺させるように。
ピコン、と画面の箸で通話の通知が跳ねた。 あっとからの着信だ。
まぜ太は深く息を吸い込み、限界まで声を張って、いつものトーンを作った。
mz
通話につながった瞬間、スピーカーからいつも通りのうるさいくらいの元気な声が飛び込んでくる。
at
心臓が跳ねた。 ほんの少しの違和感も見逃さない相方の鋭さに、冷や汗が流れる。
mz
at
atの無邪気な笑い声が、今のまぜ太には優しく、そして痛いほど胸に刺さった。 「ごめんな、」と心のなかでつぶやきながら、配信の「開始」ボタンをクリックする。
画面に待機していたリスナーたちのコメントが、滝のような勢いで流れ始めた。
配信が始まって30分。 まぜ太は喉の痛みを必死に隠し、いつものようにツッコミを入れ、atと笑い合っていた。
しかし、喉の奥の麻酔が切れかかっているのか、徐々に声がかすれ始めているのを自覚していた。
そんな中、リスナーからのコメントが一気に加速する。
リスナー
リスナー
画面を埋め尽くす期待の声。 atが嬉しそうに声を弾ませた。
at
断れなかった。 ここで躊躇すれば、すべてがバレてしまう。 まぜ太は覚悟を決め、マイクに向かって息を深く吸い込んだ。
mz
いつもなら綺麗に響くはずの、激しいラップ。 しかし次の瞬間。
mz
声が完全に裏返り、激しいノイズとなってマイクに吸い込まれた。 喉を引き裂かれるような激痛が走り、まぜ太は思わずマイクの前で激しく咳き込んでしまう。
コメント欄が静まり返り、すぐに心配の文字で埋め尽くされていく。
リスナー
リスナー
リスナー
mz
パニックになるまぜ太。息もうまく吸えず、声が全く出ない。
at
atのいつものお調子者のトーン。 彼は一瞬で状況を察し、リスナーに「ただの練習しすぎの枯れ声」だと思わせるために大声で笑い飛ばしたのだ。
at
atの見事な機転によって、コメント欄は
リスナー
リスナー
と笑いに変わっていく。 配信画面の向こうでatがチャットツールを使って、mz太にだけ見えるメッセージを送ってきた。
文字だけの冷たいメッセージ。 atが裏で、全く笑っていないことが痛いほど伝わってきた。