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ゆず
紅葉(もみじ)
みーくん
どうしたらいいのか分からなくて、頭の中が真っ白になった。 そんな時、松里くんが口を開いた。
松里(まつり)
松里(まつり)
みーくん
みーくんは黙って松里くんの話を聞いていた。
松里(まつり)
松里(まつり)
松里くんは一度目を閉じて、みーくんを強い眼差しで見つめた。
松里(まつり)
みーくんは驚いた顔をしていて、けれど松里くんから目を一切離さなくて…
みーくん
何か…僕には分からない何かを2人から感じた。
そして、次第にみーくんの表情は切ないくなっていって…
みーくんはこんな時も涙を見せない。
強くて、かっこいいみーくん。
僕はみーくんを強く抱き締めた。
紅葉(もみじ)
そう言うとみーくんは僕の頭を優しく撫でた。
みーくん
僕はこの時、みーくんの目を見た。 そうしたら信じたくなかったひとつの事をを嫌でも信じざるを得なくなった。
みーくんは僕のことが大切なんじゃなくて、僕が呪われる前の初代が大切なんだということを。
白いモヤモヤに色々教えてもらった時、なんとなく察しはついていた。
きっと、みーくんは紅葉と言う存在に依存しているだけなんだ。
そんなみーくんを、まだ好きでいる僕もまたみーくんに依存している。
松里くんには呪われた過去はあるけど、今の松里くんは何も悪くない。
だから、松里くんとの関係だけが僕にとって唯一、普通の関係なのかもしれない。
そう思うことで僕の心は保たれた。