コメント
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話を考えられるのマジで尊敬✨
凄い発想力…なんか勉強してる感覚…笑 続き楽しみれ
うっわ好き…。 後編楽しみにしてる!
まふまふside
忍び
まふまふ
よし、頑張ろう…!
忍び
忍び
まふまふ
僕は声を張り上げて、返事をする。
師匠
師匠
まふまふ
師匠
まふまふ
慌てて師匠に手を伸ばした。
なのに
まふまふ
瞬きをした瞬間に、 いなくなってしまった。
こういう素早いところは、 やっぱり忍びなんだなって思う。
まふまふ
もっと体力をつけたり、 足を速くするとかだと 思ったんだけどな……?
これじゃあ、ただの遊びでしょ…?
まふまふside
まふまふ
もう何時間も歩いてるのに、 見つからない。
足が痺れて、汗が滴り落ちる。
というか、もう夜だよ?!
夕方までじゃ無かったの?!
まふまふ
まふまふ
僕は、木の幹にもたれ掛かる。
師匠
まふまふ
視界いっぱいに、逆さまの師匠の顔。
上を見ると 僕がもたれ掛かった木の枝に、 師匠がぶら下がっている。
まふまふ
師匠
まふまふ
まふまふ
道理で見つからないわけだ………
一気に脱力して、 その場にへたり込む。
師匠
師匠
まふまふ
師匠
師匠は満足気に鼻歌を歌う。
こ、この人、 僕が困ってるの見て 楽しんでるんだ…!!
思わず、ぎりぎりと歯ぎしりをする。
うう、悔しい…!
僕は、厄介な人を 師匠にしてしまったみたいだ。
まふまふside
………朝です。
僕は今、目を覚ました所です。
昨日の夜から、 師匠の家で居候を始めたんです。
僕は、久しぶりのお布団で、 ぐっすり寝たんです。
何故………
まふまふ
まふまふ
目が覚めたら、 麻縄でぐるぐる巻きで 身動きが取れなくなっていた。
師匠
師匠は、からからとした 笑い声をあげる。
まふまふ
師匠
師匠は台所へ行き、 何やら料理を始めた。
いくらもがいても 体にくい込むだけで、 麻縄は解けない。
師匠
師匠はご機嫌で、 台所からは美味しそうな匂いが 運ばれてくる。
師匠
師匠は出来上がった朝食を 僕の前に置く。
師匠
まふまふ
ぐぅ〜っ
まふまふ
僕のお腹の虫は 空気が読めないみたいだ。
師匠
師匠
師匠
まふまふ
僕は、周りを見渡す。
周りにあるのは、調理器具。
この中に縄を解くもの……
方法は、ひとつじゃない……
まふまふ
まふまふ
師匠は、 ゆっくりと目を細める。
僕は床を這って、包丁の元に向かう。
まふまふ
包丁を後ろ手に持ち、縄を切る。
ぶつっ
その音とともに、 身体の拘束が緩まる。
師匠
師匠
師匠は頭を人差し指でつつく。
師匠
師匠
まふまふ
師匠
師匠
そういうや否や、 師匠は上着を脱ぎ、頭に被る。
そして……
師匠
師匠
聞こえてきた声は、 女性そのものだった。
師匠
いつも通りの師匠の声に戻る。
師匠
師匠
師匠
師匠は目を細めて笑う。
まふまふ
師匠
師匠
師匠
まふまふ
師匠
まふまふ
僕はため息をつく。
今までのやつが修行になるとは 思えないし……
師匠
師匠は僕の背中をばんばんと叩いた。
まふまふ
師匠が''出来る''って言うと、 本当に出来る気がするから不思議だ。
背中を叩く黒い手甲に覆われた手は、大きくて、少し固くて…
師匠の独特の笑い声は、 かさかさしてて、優しくて……
どちらも、とても温かかった。
──五年後──
まふまふside
武士
遠くから武士の怒号が聞こえる。
僕の前を行く師匠は、 振り返って目を細めて笑う。
師匠
僕は、口角の上がった口元を 隠すように 布を引っ張りあげる。
まふまふ
二人で全速力で駆ける。
武士
武士
怒りに満ちた声が響き渡る。
師匠
師匠
まふまふ
師匠
最近の修行は、 城に忍び込んでわざと見つかるという実践修行に取り組んでいる。
実践修行で気づいたけど、 僕は意外と身体能力が高いようだ。
師匠の身体能力が高すぎて、 全然気づいていなかった。
師匠の今まででの修行 (又は修行という名の師匠のいたずら) によって、僕は着々と 体力と思考力をつけていたみたいだ。
僕が日本一の忍びになるために 超えなきゃいけないのは、 あとは師匠だけだ。
武士の声が遠のく。
どうやら諦めたみたいだ。
僕達は立ち止まって、汗を拭う。
僕は師匠に目を向ける。
師匠
まふまふ
まふまふ
師匠
師匠は僕に顔を近づけ、 まじまじと見る。
まふまふ
顔を背けようとすると、 師匠はこちらに手を伸ばす。
まふまふ
額に痛みが走った。
どうも師匠に 額を指で弾かれたようだ。
師匠
師匠
師匠
師匠はからからと笑い声をあげる。
まふまふ
まふまふ
師匠
師匠
師匠
師匠
師匠がからからと笑う。
まふまふ
まふまふ
思わず僕も笑ってしまった。
この人といると、すごく楽しい。
ちょっとおかしくて、 いたずら好きで、 それでも僕に居場所と力をくれる。
……この人が師匠でよかった。
僕は、考えていることを 悟られぬように、へへへっと 子供らしい笑みを浮かべた。
ノンカフェイン
ノンカフェイン
ノンカフェイン
ノンカフェイン
ノンカフェイン