最期まで

朝目が覚めて、

今日も今日が来てくれたと安心する

こんなくだらない会話をできるのも

あと少しかもしれない。

将吾にそう言われて渋々準備を始める

時刻は午前6時

AM6時半

飛ばします！

in飛行機

夢を見た。

デビュー当時の夢。

あの頃は、自分が分からないくて

みんなの役に立ててるのか分からなくて

たくさん悩んだ。

だからこそ、今のINIがあるんだと思う。

でも、INIはまだ未完成で

俺もまだ未完成。

この先、5年目、10年目って

INIはずっと続いてく

でも、

これから先のINIに俺はいなくて

それが、悲しくて、辛くて

まだ信じられなくて

一人で息を殺しながら泣いた。

京介side

隣から泣き声が聞こえてきた。

柾哉くんの泣き声が。

柾哉くんが病気って知った時

全然信じてない自分がいた。

INIはずっと11人で

誰1人かけることはないって思ってたから

この先、5年目も10年目も

11人で、全員でいると思ってたから

だからこそ、信じられなかった。

でも、

柾哉くんを見てればわかる。

前より痩せて元気の無い柾哉くんを

泣いてる柾哉くんに声をかけるべき だったかもしれない

でも、

誰にもバレないように

心配かけないように

1人静かに泣く柾哉くんに声をかけれなかった

in空港

in会場

俺が長生きする可能性はほぼゼロだけど

生きてる今に感謝して

LIVE楽しも

♡×1000！