音のない世界で君と【短編】

〜放課後〜

ドンッ←本人には聞こえてないヨ！

そんな音が教室中響き渡ったとおもう

クラスにいた人の視線が一気にこっちに向く

それと同時に痛みが身体中にはしった

聞こえない....

どうせ悪口でしょ

そこで私の意識が途絶えた

気づいたらもう周りには誰もいなくなっていた

そんなことを考えると頬に冷たいものがポロリとたれる

本当は小さい時は耳が聞こえていた

でも、あるとき…

小さい頃

トコトコ（歩く音

プップー（クラクションの音

いきなりトラックがこっちに来た

ドンッ

〜花屋〜

こんな私でも笑顔でニッコリ優しい顔をしてくれる彼が

大好きだった

カキカキ

マクド

〜説明中〜

ｚｍさんは食べるのをやめないが真剣に聞いてくれた

彼は真剣に考えてくれた

ｚｍさんに相談してよかった

なぜ今日は機嫌がいいのかって？

そう！一ヶ月に一度の花屋さんに行く日だから！

今日は美玲さんが来る日

そこには赤いバラの花がたくさんあった

あなたを愛してます

〜5年後〜

私は耳が聞こえない

そのせいでいじめられたりもした

確か.....死のうとしていた時もあったな..

でも、今は違う

あなたがいるから、あなたが生きる理由だから

エミさん！

END