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一体ここを何度歩き回っただろうか…。
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あまりの焦りに声を荒らげる。
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壁に寄り掛る。
🌟
🌟
大きく息を吸う。
🌟
🌟
🌟
そう自分に自信をつける。
言葉に出すと何だか落ち着いてきて、
🌟
周りがすごい目で見てる気がするが気にした方が負けだ。
多分。
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？？
🌟
まさに天使が舞い降りたかのような声。
それと同時にくる甘い香り。
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？？
ぇ、
🎈
🌟
🎈
ぇ、これが俗に言うオフあーるくん？？？？
いやいやいや、おかしいおかしい
こりゃ完全にオレと同い歳な背格好だが？
🌟
🌟
そうだ、そうだ、幻覚。幻覚。
🎈
🌟
人違いだな。
よし、そういうことにしよ。
🎈
目を合わせないよう、そっぽを向く。
はぁぁ、疲れすぎだ。
目の前に推しがいるわけ、
🎈
🎈
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いいいいい、今自分の名前をｯｯ!?!?
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🌟
🎈
🌟
え、今オレ、
推し様の手を握って…、
🌟
🌟
🎈
今握ったよな、しかも許可なくｯｯ、
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🌟
🌟
なんなんだ、あの白い手に子供のような柔らかさ、
やっぱり、同い歳…じゃ？
…とっ、その前にｯｯ、
🌟
全力で謝らなくては
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🌟
我に返り、恥ずかしくなる。
あーるくんは、ぽかんとこちらを見ている。
これが所謂、相手をも置いてくオタク特有の早口言葉…、
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🌟
絶対そこじゃない。
🌟
キモがられた…よな、
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🌟
🎈
🎈
笑ってくれてっ、
🎈
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初めて見た、そんな自然に笑った顔。
ずっと隣にいたわけじゃないけど、
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可愛い。この世の他でもない。
そもそも可愛いで括っていいのか？
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手をそっと出される。
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まさか顔に出てたのか!?
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テレビでも何度も見返してるのに、
頭パニックで考えられていなかった。
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手を伸ばす。
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流石に直視はできんっ、
でも、噛まずに言えただけ成長だ！
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顔真っ赤で手まで熱くって。
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🌟
この時間がずっと続けばいいのに。
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ん？？？？？？？？？
た、確かにずっと続けば良いと思ってた。
いや、ん？？？？？？？
ベットの上で2人して正座して向かい合っている。
いや、どういう状況？？？？？
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🌟
この空気感を突き破るかのような大きな声。
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🌟
プロジェクトセカイの夢小説は見てるがぁ、
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本人の声からそんなの聞きたくないっ、
見ればわかる、ゴムに玩具やら…、
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🌟
咄嗟に口を塞ぐ。
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顔が熱くなる。
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右手に持った、…玩具(小声)を取り上げる。
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とにかく、もう出るべきか、
そもそも、どうしてオレを…？
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言葉が遮られる。
月みたいな瞳に吸い込まれていく。
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微かに瞳が揺れる。
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いつも見ている、あーるくんからは考えられないような曇った顔。
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頬に触れる。
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🌟
結ばっていた紐が段々解れていく。
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真剣な眼差しが妙に刺さる。
そらそうだ。
いつもこんな顔じゃないからなぁ。
🌟
とか、片隅で思いつつ彼の話を聞くことにした。
コメント
9件
声がでねぇ…リアルで震えてるぞ？なんか泣いてるよ？え、あ、最推しよりも好きかもしれない。
結婚しませんか？
うあぁぁぁぁぁあぁぁあ好きすぎてっっ🤦🤦(語彙力皆無) 最新すごくすごく助かります‼️omameさんのこの連載とてつもなく大好きで何回も見返しちゃってます🥹そして見るのが遅れたのめちゃんこ申し訳ないです…😭🙇🙇 これからの展開が物凄く気になりますぞ……🤨🤨😏😏😏😏
