ほんの出来心だった。 まさか、あんなことになるなんて… これは僕とハムスターの ちょっぴり不思議な物語
陽ちゃん
あーあ、ようやく夏休み入ったけど何もすることがないや。友達もいないし、母さんたちはボクを置いて旅行だし。
まー1人のが楽でいいけどねー
まー1人のが楽でいいけどねー
陽ちゃん
あ、1人じゃなかった、2人でお留守番してようねメイプルちゃん
メイプル
……
陽ちゃん
あ、そうだ今日はまだ水替えてなかったんだった
そう呟くと水を取りに台所に行く 陽ちゃん。 陽介は中学1年生。 ちょっと恥ずかしがりな男の子で優しい子なのだが、周囲と上手く馴染めずにいた。 そんな陽介を少しでも元気付けようと母が飼ってきたのがハムスターのメイプル♀だった。 メイプルがこの家にやってきて1年が経つが、陽介はこのメイプルちゃんをとても可愛がり、毎日一生懸命お世話している。
陽ちゃん
はいお水、おいしい?
メイプル
……(懸命に水を飲んでいる)
陽ちゃん
…そう、良かった!
陽ちゃん
さあて、さっさと宿題進めて
チェンソーマン見ちゃお!
チェンソーマン見ちゃお!
陽ちゃん
また後でね、メイプルちゃん
メイプル
…………