若井
藤澤
若井が藤澤の頭をぽんっと撫でると 藤澤の目から涙が溢れてきた。
藤澤
数時間後、 藤澤はソファーで眠りについた。 泣きすぎて目が赤くなっている。
若井
ピロンと若井のスマホが鳴る。 大森からだ。
若井
大森
大森はかなり疲れた声をしている。若井はそれ以上何も言えなくなった。
若井
大森
ずっと藤澤のことを 気にかけている男がいて、 不審に思い、声をかけると、 予想した通り 藤澤がほしいとのことだった。
若井
大森
若井
若井
大森
大森
若井
大森
大森
若井
大森
若井
大森
ガタンッ
大森は怒りと後悔を隠しきれず、 壁を殴った。
若井
大森
若井
大森
それから、数分話すと 電話を切った。
あれから元貴が 帰ってくることはなかった。 次の日、スタジオに行くと 少しやつれた顔の大森がやってきた。
藤澤
大森
若井
大森は例のニュースには 触れることなく仕事を始めた。
藤澤
藤澤の不安は募っていく。
つづく