かみさまをしんじて。【終幕】

口に出そうで出ない言葉

「何もかも奪うの」

それは、盲目のせいか否か

満点の星空、

かみさまと会った時と同じ

こんな綺麗な日に

あんなに綺麗な人に出会ったんだ

そう思うと

少し口が緩む

そういえば

『かみさまって夜、何してんのかな』

そんなことを

思った時だった

満点の星空で見たものは

男の人とかみさまが一緒にいた場面

『人生を賭けてる』

そんな一言がどれだけ俺の心に響いただろうか

『いいよ！私がやる！』

「俺がやるからいい」

『シャオロン君は休んでいいよ！』

崩れていくほど、全部奪われていく

これが人間なんだなって

かみさまはそんなことしないって思ってた

俺から

「隣にいる」って、価値を捨てるって

近くには

まだ錆びてないバール

「 黄色のオーバーオールは

赤色に染まって

死んでいたらしいな

だが

もう1人隣に死体があったような

あーそうそう

あいつが「かみさま」って

馬鹿みたいに崇拝しとる奴」

「さーてと

この世には酷い程盲目な者がいるようだな

...何か、良い獲物がいた気がするな

独占欲......

そして...殺人鬼

それじゃあ

次はコイツだな

Frydiy murder.」

次作⇒happy end murder？

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