悲劇それは突然やって来るもの
報告者
おめでとう
報告者
貴方はこの国の平和を掴むため兵士に選ばれました
一郎
えっ
一郎
私が?
報告者
そうです
報告者
なので国の未来の為身を甲にして戦って下さい
一郎
そんな
一郎
妻が居るのに
報告者
お国の為です!
報告者
では、失礼しました
そう言って報告者は帰っていった
一郎
そんな
梅子
一郎さん
一郎
梅子さん!
梅子
戦場へ行くのですか?
一郎
あぁ行かねばならないようだ
梅子
一郎さん!(泣)
梅子
生きて帰って来て(泣)
一郎
あぁ(泣)
次の日私は戦争へと出た
隊長
お前らはお国の為に戦うこととなった
隊長
命を犠牲にしても戦い続けろ!
隊員
はっ!
一郎
はっ!
それから私は戦い続けて早二年たった
今日に至るまで私は仲間を沢山亡くした
私は仲間を助ける事が出来なかった
妻にもあれから一度もあっていない
今日は、一時帰宅という形で会うことが出来る
一郎
梅子さん
一郎
待ってて下さい
一郎
今帰ります
故郷へ、梅子さんの元へ帰れる
そう思いながら私は故郷へ帰った
一郎
コレは!?
私が目にした物は、
戦争を終え焼き焦げた所だった
一郎
一郎
そっ、そんなっ(泣)
焦げ残った建物の他にもう誰かも分からない
子供、大人の死体だった
一郎
そんな
一郎
そんなのは、(泣)あんまりだ!(泣)
私は地面を叩きながら泣いた
今まで戦った仲間の事、故郷の事、妻梅子さんの事
私は2日泣き続けた
そして戦場に戻る日
一郎
もう私には無くすものがない
一郎
コレで本当に命を賭けて戦える
そう思いながら戦った
それでも私は生き残ってしまった
そしてまた、大勢の仲間を見殺しにしてしまった
そんな中、戦争が終わった
一郎
一郎
私には帰る場所などないのに
隊長
おい!
隊長
一郎隊員!
一郎
!はっ!
隊長
お前の妻は死んではないぞ!
一郎
えっ!
一郎
本当ですか!
隊長
あぁ
隊長
お前の妻は、〇〇町にいるらしい
一郎
ありがとうございます!
隊長
早く行くんだ!
一郎
はっ!
私は急いで〇〇町まで行った
一郎
はぁはぁ
梅子
!!一郎さん!?
一郎
梅子さん
梅子
良かった!
梅子
生きて帰って来たのですね(泣)
一郎
あぁ(泣)
一郎
良かった(泣)
一郎
梅子さんコレからも二人で長生きしましょう!
梅子
はい!
それから私達二人は子供もでき孫もできた
清子
コレが貴方達のおじいちゃんとおばあちゃんの戦争の時の話よ
隼人
そうなんだ
隼人
一郎じいちゃんと梅子おばちゃん可愛そうだな
清子
そうね
清子
今は戦争の無い国になったから隼人も長生きするのよ
隼人
うん!
隼人
僕も長生きする!
隼人
母さんと一緒に!
清子
うん一緒に長生きしましょうね
最後まで読んでくださりありがとうございました
この話はフィクションですが昔はこんな事も沢山あったらしいです
けどまだ戦争をしている国は山程有ります
なので今戦争が無いこの国にいる事を幸せと感じたほうがいいかも知れませんね
この話が良い話だと思ったら💜をください