夢を見たい少女は今日も寝て夢を見れない

あっそ、って思った

ホントは心底うんざりしてるし嫌だ。

でもそんなの言ったら心の狭いやつだなとしか思われなさそう。

だからなんにも言ってない。

…こうやって痛がる演技をして髪の毛を離させる。

偶に引っ張ってくるから痛いのだ。

多分、悪気はないんだよ。

多分…

私で笑いを取るんだ。

皆

…まぁ、ｹﾞﾄﾁｬｧとｹﾝｼﾞｬｸﾁｬｧになら良いや。

よし、平常心平常心…

推しはハーレムでもあり嫁…

よし。

偶々腐女子の数がクラスには多い。

だから結構話せるのだけど、

皆私じゃなくて他の人に行くんだ。

いや、それで良いんだけど。

べ、べべべべ別に、

一歩間違えたら虐めになると思ってないし。

4年の頃にブチギレたこと無いし。

結構ドスの効いた声で「辞めろ」といった訳じゃないし。

勘違いしないでよね!!!

第一理科室の鍵は職員室だ。っていうかほとんどの鍵が職員室

フハハ、残念だったな、私は大人に敬語は使い慣れてるのだ!!

なんでかはしらんけど

なんで笑ったんだろ。

先生に御礼を言い、

職員室全体に聞こえるように私は言った。

そう思いながら掃除は終わった。

職員室また来た。

横を見るとそこには

何年何組名前、とか失礼します、失礼しました

とか書いてあった。

…なんで笑うんだろ…

まぁ、この学校の生徒結構言葉遣いがな…

ははははは…私もなんだけど…

まぁ先生には優等生ぶってるからな。

先生怒ると怖いし。

あ、大抵そうか。

ん〜…多分、大抵の人はあれを恥ずかしがって言うのだろう。

私が堂々と大きな声で言ったからかな。

そう思って教室に帰り道徳の準備をした。

そう思った。