受付
受付
シズカ
シズカ
受付
シズカ
シズカ
受付と話す僅かな時間
この時間が
わたしには、苦痛だ…
音原
音原
シズカ
シズカ
シズカ
音原
シズカ
シズカ
音原
シズカ
シズカ
シズカ
音原
音原
音原
シズカ
音原
シズカ
先生の声が好き
この声を聞くと
忘れられる…
今まであった、嫌なこと
何もかも…全部…
…
…
一体…
どれほどの時間が過ぎたのだろう?
自分でも 馬鹿げていると思う
こんな場所に隠れて
シズカ
シズカ
聞いていたかった
ガタンっ
音原
シズカ
シズカ
見つかったら怒られる
先生に、嫌われる…
音原
シズカ
シズカ
キィィ…
扉の開く音がして
部屋に光が差し込んだ
音原
音原
シズカ
シズカ
隠れていたのに
見つかってしまった
音原
シズカ
シズカ
上手く話が出来ない
これが
わたし…
シズカ
恥ずかしい
みっともない
こんな所に 閉じこもってまで
先生の──
音原
音原
シズカ
シズカ
シズカ
先生の声は優しくて
スルスルと言葉が滑り出す
シズカ
シズカ
シズカ
シズカ
シズカ
シズカ
音原
音原
音原
シズカ
音原
音原
音原
音原
シズカ
シズカ
音原先生に目隠しされ
音原
シズカ
先生と手を繋ぐ
たったそれだけの事なのに
胸はドキドキと高鳴った
シズカ
シズカ
シズカ
そう自分に言い聞かせ
手を引かれるまま
ゆっくりと歩く
バンッ
シズカ
突然の物音に驚いたけれど
音原
音原
音原
シズカ
先生の声を聞くと
安心できて
そのまま、車に乗った
音原
コクりとうなずく
先生の声は近くから
耳に優しく響いた
…
…
どれくらい走っただろう
キキッ
走っていた車が、不意に止まった
音原
シズカ
再び先生と手を繋ぐと
先生の声が耳元で聞こえた
音原
シズカ
シズカ
シズカ
ガチャッ
扉の開く音がして
音原
目隠しが外された
ミレイ
シズカ
ミレイ
ミレイ
シズカ
シズカ
シズカ
シズカ
上手く、話が出来ない
音原
音原
先生が代わりに説明する
ミレイ
ミレイ
ミレイさんは、わたしを力強く抱きしめた
ミレイ
ミレイ
ミレイ
シズカ
シズカ
ミレイ
ミレイ
ミレイ
シズカ
コクコクと何度もうなずく
シズカ
シズカ
ミレイ
ミレイ
ミレイ
シズカ
ミレイ
シズカ
シズカ
ミレイ
ミレイ
ミレイ
シズカ
音原先生とミレイさんは とっても優しくて
夢の様な生活が始まった
わたしが熱を出した時も、二人は優しかった
音原
ミレイ
シズカ
シズカ
音原
シズカ
音原
シズカ
音原
シズカ
シズカ
ミレイ
ミレイ
ミレイ
シズカ
シズカ
熱が下がるまで、二人はそばに居てくれた
ミレイ
ミレイ
シズカ
毎日毎日 かわいい服を着せられ
ミレイ
ミレイ
ミレイ
シズカ
毎日毎日 好きなものを食べて
シズカ
シズカ
元の生活に戻ることなど、考えられなくなった
シズカ
シズカ
シズカ
ミレイ
シズカ
シズカ
音原
音原先生とミレイさんは
悲しそうな顔で わたしを見ている
シズカ
シズカ
シズカ
シズカ
イヤイヤと何度も 首を横に振る
音原
音原
シズカ
ミレイ
ミレイ
帰りたくない!!
そう叫ぼうと思った時
シズカ
シズカ
シズカ
声が出ない事に気づいた
音原
ガンっ
シズカ
後頭部に強い衝撃がはしる
シズカ
シズカ
シズカ
シズカ
シズカ
ガンっ
シズカ
音原
音原
音原
ミレイ
音原
ミレイ
ミレイ
ミレイ
コメント
10件
どんでん返しで驚きました💦
思うように喋れないもどかしさ、ありのままの自分を認めてくれる安心感、そしてそれを利用する夫婦… 主人公の気持ちがとてもよく分かるだけあって最後までどう転ぶかわからない不安、そして最後の衝撃は相当な物でした…!
い……ぬ……!?