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朝...
彼女は転校初日で
遅刻するわけには行かないだろ。
「遅刻、遅刻」
パンをくわえて走ってた...
そんなことは露知らずに
僕は、
いつもと同じように寝坊した
「何でもっと早く起こしてくれなかったんだよ!」
と起こしてくれた母に悪態をつき、
いつもと同じように、
猛スピードで学校に向かった
その時曲がり角で女性と
「ドーン」
とぶつかった
運命だったに違いない...
思えばあの時、
あの瞬間から、
僕にとって彼女は
一生忘れられない存在になった...
今でも目を閉じると
見開いた瞳で僕を見つめている
彼女の顔をハッキリと思い出してしまう
倒れた彼女の元に
駆け寄ろうとした僕はまず、
「ガチャ」
ドアを開けた
作者
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