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梅雨入りの時期   君は姿を消す

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梅雨入りの時期 君は姿を消す

1 - 梅雨入りの時期 君は姿を消す

♥

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2020年05月31日

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チャイムが鳴った

皆が下校する

友達と帰る子

彼女と帰る子

色々いるけど

僕は

毎回一人で帰る

宮脇 泉

あつっ

セミの音がうるさい

宮脇 泉

はぁ

たまに

考え事をしてると

こんなところまで来てしまう

宮脇 泉

帰るか

腰をあげると

同時に

目の前には

紫陽花のような

少女がいた

僕は

一瞬

自分の目を疑った

きれいな少女が

僕を見てるんだから

間には

数秒の沈黙が流れた

宮脇 泉

あ、の

ーーー

宮脇 泉

どうしたの?もうすぐ夜になるよ

宮脇 泉

名前は?

宮脇 泉

送ってあげようか?

ーーー

名前…

少女は

うつむいた

ーーー

名前…無い

宮脇 泉

え?

僕は

その言葉が発せられた時

僕の思考はぐるぐると

メリーゴーランドのように

回った

親がいないのかな?

いや

でも

どうして

制服着てるじゃないか

もしかして

―幽霊―

なわけないか

だってこの子は

手足透けてないよね…

ポケットの携帯が震えた

母だろうか

心配してるのかもしれない

早く帰らないと

でも

ここに少女を

置いていくなんて

声も、僕から掛けたし

宮脇 泉

あのさ

宮脇 泉

明日も来るから!

宮脇 泉

名前探すの手伝ってあげるよ

僕は手を差し伸べる

ーーー

少女は少しためらいながら

僕の手をとる

ーーーーーーー

これが

僕達の

最初の物語

この作品はいかがでしたか?

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