面白そうだったから拾っただけ。 ....後悔はしてない ーー血の嵐
それは、東卍と天竺の衝突が近づき始めていた頃 ー とある郊外の廃ビル、夜。 雨が静かに降っていた
瓦礫の隅に座る、白い髪の少女 フードを深くかぶり、右目には粗末な眼帯 その身に、深い傷と震える呼吸だけが残っていた
そこに現れたのが"血の嵐"
雨に濡れた真紅の髪が、夜の中で蠢くように揺れる
その姿を見た少女は、逃げもせず、ただ低く問う
少女
血の嵐
廃ビルの屋上。 火の気もない空間に、 血の嵐は自分のコートを脱いで、少女にかけた
血の嵐
少女
少女
血の嵐
血の嵐
少女
血の嵐
血の嵐
血の嵐は、少女が武器を嫌う理由を聞かなかった 代わりにこう言った
血の嵐
血の嵐
血の嵐
血の嵐
血の嵐
少女はそれを初めて
言葉として信じた
その日から、少女は血の嵐の影のように付き従った 人前には出ず、名も語らず ただ、全てを "観察" 、"記録"、 "学び" 続けた
やがて、街の裏社会では "影の少女" の噂が囁かれるようになる
「嵐が動く時、足音のない "白い影" が先に現れる」
少女
少女
ある夜、少女が初めて問う 血の嵐は、屋上で風を受けながら答えた
血の嵐
血の嵐
血の嵐
少女
血の嵐
血の嵐
血の嵐
少女は笑わなかった けど、その唇の端は、微かに揺れていた
教科書に記載 「血の嵐の影に、"風の弟子" と呼ばれた存在あり」 正確な記録は残されていないが、 彼女の "初の弟子" であり、"最も傍にいた者"とも記される
コメント
2件
続きを楽しみに待っています 体調に気をつけて頑張ってください 応援してます
登場ありがとぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!