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DAY21

ジョージア

…?

ジョージア

(ふわふわする…)

ジョージア

(うぅ…あたまが…)

ネビル

あっ…ジョージア、おはよう。

ジョージア

ネビル

あれ…ジョージア、どこまで覚えてる?

ジョージア

えっと…えっと……ネビル?

ジョージア

…ごめんなさい、いろいろ…わからなくて。

ネビル

ううん…覚えててくれたんだ、良かった。

ネビル

…お揃いだね。

ジョージア

…?

ネビル

ううん、なんでもない。

ネビル

朝食…ごはん、食べに行こう。

ジョージア

…?う、うん…

ネビル

ジョージア、何が食べたい?

ジョージア

…わかんない……ごめんなさい

ネビル

あぁ…うん、分かった。

ジョージア

…れい、めん

ネビル

ん?どうしたの?

ジョージア

おもいだした、から…なんか、たいせつなきがして…

ネビル

そっか。じゃあ、そうしよっか。

ネビル

頼んでくるから…そこで待ってて。

ジョージア

?う、うん…。

ジョージア

(そわそわ)

ネビル

…待っててね?

ジョージア

うん…

シャーロット

…あっ、ジョージア〜!

ジョージア

…?

シャーロット

あれっ、どうしたの?その片目…

ジョージア

えっと…その…

ジョージア

……わかんない。

シャーロット

ジョージア…?

ジョージア

ごめんなさい…ぐちゃぐちゃしてて…

ジョージア

……あ、そうだ…ネビルが…

シャーロット

…なるほどね。

シャーロット

良かった~!幻想体とか変な職員に傷付けられたわけじゃないのね?

ジョージア

…??うん…

ネビル

……シャーロットさん?

シャーロット

ふふ、こんにちは。

ネビル

(気まずそうに目を逸らす)

シャーロット

怖がらなくて良いのに…だって、ジョージア…前も可愛かったけれど、今もとても可愛らしいよ?

ネビル

…それならいいんですけど…

ジョージア

(…ながいはなし、わかんない…)

シャーロット

あぁ、そうだ…今日の装備、スーツだけだったのだけれど…何か知らない?

ネビル

分からないですね…特に何も聞いていないのですが。

ジョージア

あの…

ネビル

んー?

ジョージア

…ごはん、たべていい?

ネビル

あぁ、ごめんね。良いよ、召し上がれ。

ジョージア

ん…ありがとう。

ジョージア

…おいしい。

シャーロット

(機嫌が良さそうに見つめる)

ネビル

君に喜んでもらえて…良かった。

ジョージア

うん…ありがとう。

ヴェネス

…色々とツッコミたいことはあるのだけれど。

ミルフィ

…うん。

ルノン

このメンバーで何でネビル君はいないんですかね?

ヴェネス

…そこじゃないと思うんだが……

ジョージア

…えっと、ここで、あってた?

ミルフィ

何故かスーツだし、何より…

ヴェネス

ジョージア…その片目、どうしたんだ?

ジョージア

んーっと…えっと……

ルノン

あ……。

イェソド

皆さん、騒がしいですね…。

ヴェネス

イェソドさん…同期の片目が…

ミルフィ

ちょっとそれ言う…?!

ジョージア

わ…わたし?

イェソド

……幻想体にでもやられたのでしょう。この会社ではよくあることです。

イェソド

このような状況にも対処する術を身に着けなければいけません。

ヴェネス

…そうなのか?そうですか…。

イェソド

…それでは、業務を始めます。

管理人(放送)

あー、みんな?今日は特に業務しなくて良いから!メインルームで待機してて〜

管理人(放送)

…カルディア、普通ばっかり出し……

アンジェラ

管理人様。放送が切れていません。

管理人(放送)

あぁ、すまない。

イェソド

……。

イェソド

各自、静かに待機するように。

ルノン

…というか、さっきから言動も…いつもと違いますね…?

ジョージア

…?

ジョージア

あ、えっと…

ヴェネス

…今は踏み込まなくても良いだろう。

ヴェネス

というかミルフィ、お前またエンケファリン…

ミルフィ

これ?ほら、やっぱりストレス発散は必要じゃん?

ミルフィ

……私にはこれしかないし。

ルノン

二人とも、何が…

ミルフィ

ヴェネスももうちょっと小声で話してよ〜!イェソドさんに見つかったら…

ヴェネス

…いや……

???

我が使徒たちよ、目覚めよ。そして我を迎えるのだ。

ヴェネス

…鐘の音?

ミルフィ

新しい幻想体が何かしたんじゃ……

ミルフィ

…!?

ミルフィ

ちょっと!!ヴェネス!!何その姿……

ルノン

…からだが……かわって…

ジョージア

…?なに、こ……

ミルフィ

ちょっと!!どういうこと…?ルノンちゃん…!?ジョージアちゃん…!?

ミルフィ

何この化け物…!?

ミルフィ

あ……ぅ……

ミルフィ

…にげないと…ここから…どこへ?

ミルフィ

……っぐ…なんで…どうして

ミルフィ

ルノンちゃん…何で私を……

ミルフィ

……あ。

イェソド

……。

イェソド

情報チーム、職員の全滅を確認。支援を要請します。

管理人

…おぉ……何度か記憶は残っているが…。

管理人

…こうして全滅させてみると、中々に面白い。

管理人

…いや、まだ生き残って…

カルディア

『ヴィル?…アシュリー?どうしたの?そんな姿になって…』

カルディア

『あはは、一緒に遊ぶ?良いよ〜?』

管理人

…カルディア、やっぱりこいつは……。

管理人

まぁ良いか…さっさと懺悔させて時間遡行…。

管理人

…まさか、アモンにこの役を頼まないといけなくなるとは。

管理人

記録に書き残しておこう…

管理人

……懺悔まで、暇だな…。

アンジェラ

管理人様、退屈されましたか。

管理人

いや…あぁ、そうだ。少し珈琲を注いできてくれるか。

アンジェラ

勿論です。

管理人

うぅん……あっ、やっと懺悔した。

管理人

アンジェラ、やっぱり良いや。時間遡行させてくれ。

アンジェラ

…了解しました。管理人様の気まぐれに応えるのも、完璧なAIの役割ですからね。

管理人

気まぐれと言われるのは癪…まぁいいや。

管理人

…時間遡行。

カルディア

んん……

DAY21。今日は…

…遡行前は……何が起こったんだっけ。

O-01-45の脱走?

いや…変異していた気がする。そして、彼に接触した職員……ヴィル…アモン…アシュリー…グレイス…

彼らもまた、変異し…私を攻撃していた。

この「何か」に乗っ取られている私は…未だ好きに動くことができない。

楽になるまで、待つしかない。

カルメン

貴方は本当にそれで良いの?

カルメン…彼女と私は、直接話すことが出来ないけれど。

カルディア

え〜、何が?

「何か」…彼女、にはそれと意思疎通する力があるみたい。

カルメン

本当は、あの子のことが気になっているんでしょう?

カルメン

『カルディア』…本当は、あの子のことをずっと気にかけていたのでしょう。

カルメン

本当に、自由を手に入れられているのか。

……『私』…?

カルメン

…そうだよ。『カルディア』、愛しい子よ。

…そうだ。私は、私の愛しい部下達…

…彼女、ジョージアの自由を望み……

カルディア

…あれ?身体が勝手に…

カルディア

…また面白い現象が見れそう。

あぁ、得体の知れない「何か」である貴方には、此処からは声は届かない。

それでも、私は…私の欲望の為。

あの子達の自由のために…先ずは、彼女に会いに行かなくちゃいけない。

…いつも通り、業務中にふらっと抜け出して…こっそり、いやそれでいて大胆に…

彼女のいる場所を探し回って…

…先ずは、業務の準備をしないと。

これで良いんだよね、カルメン。

カルメン

うん…そうだね。

カルメン

貴方のやりたいようにすれば良い。『カルディア』。

カルディア

…カルメン、それ私に言ってるの?

カルディア

あ~!消えちゃった…

業務の準備をして…早く行かなくちゃ。

EGOはいつもの場所、食事はヴィルがいつも食べてるアレでよくて…歯磨きして支度して…

カルディア

今日に限ってうまく身体が言うことを効かないな…変異した幻想体ちゃんの観察をしたいのに…

…こいつが言ってることは無茶苦茶だ。

恐らく、私が言っていたこととかから模倣して、『私』になろうとしたんだろうけど…

…まだまだ、足りないね。もっとデータをあげないと、かな?

今度入れ替わったときにでも、ヴィルに伝えてみようかな。普段の私はもっと…

カルメンはどうやら、こんな私のことはあまり好きじゃないらしいけど…

…もっと理性的で、自制心があるんだって。

ティファレト

今日からアンタ達の業務を担当するセフィラ、ティファレトよ。

シャーロット

わぁ、上層の方々と比べて小さくて可愛い…!

ティファレト

なっ…ちょ、馬鹿にしないで!私は貴方達の上司なのよ!

ミルフィ

でも実際、そのリボンも可愛いですし…

パメラ

可愛いは正義、だからね。

ティファレト

そう言われて悪い気はしないけど…

ティファレト

とにかく!ちゃんと仕事してよね!中央本部は上層と違ってちゃんとしたチームなの!

シャーロット

あら?上層は大して大切なチームじゃ…

ティファレト

あぁもううるさい!分かったら仕事して!

ミルフィ

わかりました〜!えへへ、此処は広いし…綺麗だし…

カルディア

さてと〜新しい幻想体ちゃんを…

…この流れで、行くしか。

カルディア

確か端末によるとこっ……あれ?

ミルフィ

…カルディアさん、ひとりで何やって…

パメラ

いまは…触れないほうが良いと、おもう。

パメラ

ね、ティファレト。私たちは私たちで業務しよ。

ティファレト

ちょっと!一応上司なんだけど!?

…まだ早いけれど。いる…かな。

別の部門かもしれないけど…情報にはいないみたいだし。手当たり次第行くしかない。

メイ

あれ…カルディアさん。どうされましたか?

カルディア

えっと、何か不思議なんだけど…身体が勝手にこっちに来ちゃって!

貴方には分からないでしょう…私が何より大切にしているものなんて、分からないだろうから。

この『何か』は、私を…ただの好奇心の塊のように思っているかもしれないけれど。

メイ

何ですかそれ…。

でも、不運なことに…今の私の目的を、誰にも伝える術はないから。

誘導するしかないんだ。

カルメン

貴方にひとつ、良いことを教えてあげる。

カルメン

あの子と、あの子にいつも付き添っている子は…

カルメン

…今は作業中みたい。もう少し待ってみたらどうでしょう?

カルメン

『カルディア』…貴方が、感情のままに動けるように。

…この『何か』を留まらせるのは難しいけれど。

……そうだね。ネビルの様子も、見なくちゃいけないね。

あの子も…何かに、縛られているのだろうから。

ジョージアと共に、変わってくれれば…。

ジョージア

……あっ。

…片目…?幻想体にでもやられた?だとしても管理人が治してないのはおかしい…。

…潰された直後ならこんな風になってないはず。

ジョージア

あの…えっと…

メイ

今日は随分おろおろしてますが…。

ジョージア

えっと…わかんなくて…

ジョージア

これ…どうしたら…

メイ

報告書ですか?いつもやってることじゃないですか。

…違う。これ、見たことある。

外郭のちっぽけな研究室で。

まだ私が…この『何か』と共存していなかった頃。

彼女らが無邪気にもあの実験に参加してしまったから……

『何か』は彼女らに上手く順応せず、彼女らの自我を壊した。

ヴィル

…実験失敗。上手く適合しなかったみたいだ。

カルディア

それじゃあ…この子達は……

ヴィル

…生命活動に支障は無い。

カルディア

…ヴィル!!

カルディア

そんな…違うじゃん…

クイーン

…くらくらする…私は誰…?

カルディア

クイーン…これ…戻せないの…?!どうして…!

ヴィル

…まだ分からない。じきに良くなっていくかもしれない。

カルディア

メアリーは…!

カルディア

…メアリー。自分が誰かわかる?

メアリー

えっと…あ…

カルディア

…おなまえ、いえる?

メアリー

えっと…わたしは…うーんと…

…その後は私も実験に参加させられて。よく覚えていないけれど…

少し記憶や認識は戻れど、自我は依然として朧気な様子だった。

記憶も判断力もあまり無いようで…まさに子供のような、無邪気な様子で。

よく…首を傾げていたことを思い出す。

…この子は…同じだ。

そうだ。目から脳を…

…まさか。

自由を…奪う為に…

カルディア

…許せない。

メイ

…カルディアさん?

無理矢理にでも…分からせないといけない。

これは…間違ったことだと。

ネビル

っ…いっ…!

カルディア

…どうして…あんなことしたの。

ネビル

…貴方には分からない…僕には…あれが愛情って…!

カルディア

…だから、ジョージアの前頭葉を潰したとでも言うの?

カルディア

…許せない……許せない…。

ネビル

…どうして…今まで貴方は…!

カルディア

…うるさい。

カルディア

(…っ、無理矢理入れ替わったから…キツイ…。)

カルディア

(それでも…!!)

ヴィル

…カルディア!何を…!

カルディア

ヴィルには関係ない!私が、許せないの!!

ヴィル

やめろ…!そうしたって、君は……

ヴィル

…それに…これで殺したら、どうなるか…!

カルディア

別に良いよ!!こいつには一回、わからせて…

ジェイク

おい!!あれパニックじゃないか!?!?

コービン

いや…判断するのは早いんじゃ…僕達事務員が管理職に怪我なんて負わせたら…

ジェイク

でもなんか…攻撃してるみたいだし…

イゴリー

ジェイク…!駄目!!私達は管理職には…

カルディア

…邪魔。

ジェイク

…っ!?

コービン

ジェイク……!

イゴリー

ごめんなさい…ごめんなさい…!

カルディア

…早く退いて。退かないなら…

ヴィル

…カルディア!!!

ヴィル

もう良いだろ…!ネビルはもう、意識を失って…

カルディア

…ヴィル…

カルディア

…あ…

…私も、限界みたい。

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……『何か』…

…そうだな。『イデア』と名付けよう。

…イデア。私は…

最後まで、抗うつもりだから。

管理人

…まさか。精神力も大丈夫だったはず。

管理人

どうして……だ?

アンジェラ

管理人様。本来、このような事はあってはなりませんが。

アンジェラ

「処分」、致しますか。

管理人

いいよ…事務員達は処分したいけど、エージェントには愛着があるからね。

管理人

それはそうと、巻き戻さないとね…。

アンジェラ

承知致しました。TT2プロトコルを稼働致します。

管理人

ありがとう〜…あぁ、

管理人

…職員達もようやく、彼女の望む姿を見せてくれるようになったのかもしれないな。

CHOCO

終始ヒヤヒヤしてました。今回短いね。

CHOCO

ルノンたゃそ、そろそろ壊れる頃だと思いますが。ふう。

CHOCO

…あと何話かしたらセフィラコア抑制か…

CHOCO

いやここで十分キツイです。やめてほしい。やめない?

CHOCO

失踪はしないと誓おう…

CHOCO

300タップは行きたかったかも。内容濃いし許してよこれ以上書きたくないんだよ…

CHOCO

あ、オフィサー達にも名前つけてるの気付きます?

CHOCO

あやつらは私の本世界線兼何回目かのろぼとみに出てきた輩です。別世界というわけで。

CHOCO

こんな感じでまた自職員がオフィサーとして出てくるやも。

CHOCO

リンバスやってから別世界概念に抵抗無くなったのでね…

CHOCO

別世界の自分×自分も好きです。

CHOCO

話が逸れたな。ついでにアニメイト行けませんでした。台風許すまじ明日無理矢理行く。

CHOCO

今回演出めちゃくちゃ頑張った。褒めてほしい

CHOCO

公式マークの作ですらアレなアプリでよくやったよ…()

CHOCO

イデアの演出とか特に困りましたね。ついったに文字化けじゃないやつ載せてます

CHOCO

文字化けでも規則性はあるんだなって今更感心。

CHOCO

次回は夕暮試練でもやるんじゃない?

CHOCO

これほんとにプロムン世界線知らない人からすると難解な表現ばっかですまない

CHOCO

ジェラちゃんもうまく表現できない…

CHOCO

でもありがたいことにおつまみ氏はじめとする色んな人に高クオとか言われるのめちゃくちゃ嬉しいです。

CHOCO

頑張ってるので…

CHOCO

とは言っても私の場合ふわふわしたものを掴み取って自己解釈考察性癖付け加えてなるべく忠実に表現してるだけで、

CHOCO

大して頭使ってないのすごいと思う。気づいたらネビル氏もヤンデレになってた…

CHOCO

ほんとに怖いです。気温10は下げれる。気づいたら主人公の前頭葉が潰れてる。

CHOCO

とにかく応援励みになる。感想めちゃくちゃ欲しい承認欲求モンスターなり。

CHOCO

てかタイトルリンバス風にしてるにはしてるんだけどマジで脳空っぽにしてるからさ

CHOCO

タイトル誰か代わりに考えてくんね?

CHOCO

それでは〜

鳥籠の中、彼女の日々〜職員ジョージアのL社での日常〜 ※キャラ崩壊等注意

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