俺
全身を強く打ったような痛みで目を覚ますと、俺は道路の上にいた。
俺
何かを思い出そうとしても、記憶のパズルは真っ白で、何も思い出せない。
…そう、自分の名前すらも。
俺
ふと俺は、目線が異常に低い事に気が付いた。
俺
声を出そうとした。しかし…
俺
俺
俺の口からは「ワン」という言葉しか出なかった。
俺
俺
俺は嫌な予感がして、近くにあった水溜りを覗き込んだ。
俺
俺は自分の目を疑わざるを得なかった
そこに写っていたのは…
1匹の柴犬だった。
俺
俺
俺
俺
俺
ほのかに香る雨の匂いと、うるさい蝉の鳴き声に囲まれながら俺は歩いた。
コメント
1件
初投稿です!最終回の第8話まで毎日上げますので、よかったら読んでみてください!