優奈
花が好きということは、花の起源点を知っている可能性があるということだ。
ユリスは、早速そのことを確かめるために、現代に戻った。
すると、なんとそこにはグリフォンがいた! 彼は、この世界の歴史を変えるために過去にやってきたのだという。
「私の目的は、歴史を変えることです」
と、グリフォンはいった。
それは一体どういう意味なのか? 実は、かつてグリフォンが歴史を変えようとした時に、彼と同じ目的を持った者がいたらしい。
それが「イビルアイ」という名前の人物なのだそうだ。
グリフォンによると、
「あなたたち人間の歴史は、私が変えさせていただきました。
あなたたちの住む世界では、人間は滅びる運命にあるのです」
ということだ。
この話を詳しく聞きたいなら、
「イビルアイ」という人物に会う必要があるだろうと言われた。
ユリスが、そんな人物について知らないかと尋ねると
「あなたの先祖ではないでしょうか?」といわれた。
つまり、ユリスの祖先こそが、この世界を破滅に導いた張本人であるという。
そして、その子孫であるユリスもまた、その血を引き継いでいるかもしれないというのだ。
ユリスは、自分がそんなことをするはずがないと反論したが、 しかし、自分の子孫がグリフォンの言うような人物である可能性も否定できないのだと教えられる。
そこで、グリフォンを探すことにしたのだが、手がかりもなく途方にくれているところへ 偶然にも、グリフォンの子孫を名乗る人物に出会うことができた。
それは、なんと未来の世界で出会ったホーリィ本人だった! 彼女は、グリフォンの子孫としての記憶を持ちながらも 普通の人間として生きているのだという。
さらに話を聞くと、先祖の残した書物の中にグリフォンのことが書かれたものがあり それによると、どうやら自分はグリフォンの子孫であるらしいとのこと。
そのことを伝えたくても、誰も信じてくれなかったそうだ。
そこで
