研究員
6704、ここに入れ

美奈崎凛
はーい

研究員
チッ

研究員
ざまぁねぇなぁ?威張るからこんなことになんだよ!!

美奈崎凛
負け惜しみはいいから早く扉開け てくれないかなぁ?あいにく両手を拘束されてあかないんだけど?そんなことも分からないとかやっぱり頭悪いね?

研究員
この!!

?
あの〜研究員さん。もう本読み終わったので早く新しい本貰えます?

不意に後ろからの高い声に驚き振り返る。そこには何語で書かれてるかは分からないがとても僕と同じ5歳児には読めないような本を片手に仰ぐように上下に動かし横たわる少年がいた。
その本もまるで見たこともないような文字で書かれていてとてもじゃないが僕には読むことは出来なかった。
研究員
お前も俺を舐めているのか!!

?
僕に一日10冊本を読ませるって言うのが実験なら貴方は今僕に新しい本を持ってくるのが仕事のはず。仕事をサボったら貴方も僕たちと同じようになっちゃいますよ?

研究員
クッ

研究員
チッ

そして俺とこいつの間に変な空気が流れるが、やつから口を開けた。
?
はぁ〜

?
大丈夫だった?

?
あぁ、安心して!僕はあんなキャラじゃないからね!?

?
あ〜でもどうしよう、、、まだこの本読み終わってないんだよなぁ〜

美奈崎凛
プッ

美奈崎凛
ははははは!

?
ちょっと!?笑うことないだろ〜?

美奈崎凛
ははははは、悪い悪い

美奈崎凛
僕は6704

6022
僕は6022

6022
こんなに数が近い人と話せたのは久々だよ。

美奈崎凛
?

美奈崎凛
普通、部屋割りは数が1つ違いだったりするものだろ?

6022
よく知ってるね〜もしかして今日ここに連れてこられた人じゃなくて結構前からここに?

6022
だったら災難だったね

6022
僕と同室なんて

美奈崎凛
?

美奈崎凛
何か恐ろしい力でも持っているのか?

6022
僕のことは知らないのか〜案外そこまで有名じゃなかったんだな

美奈崎凛
(有名人と言ったらあいつが気に入っている共食い破壊兵器しか分からないな。あとは使いやすいサンドバッグがあると言っていたな)

6022
まぁいいや。僕はとにかくあんまり同じタイプの人と同室にならないんだよ。

6022
それより君!

急に顔の前に来たと思うとキラキラとした目でじっくりと顔を見られた。
6022
やっと同い年でまともな人が来てくれて嬉しいよ〜

6022
毎回毎回酷かったんだよ、この前の奴は鉄格子噛み砕いたしその前の奴は大人しいけどまともな会話が出来なくて、まぁみんなそうだったんだけど、、、酷い時は僕を食べようとする奴がいたから本当に今回は君で良かったよ〜

6022
頭も良さそうだし、とにかく今日からよろしく!!

差し出された手は僕と同い年くらいなのにも関わらず僕より小さいはずなのに何故か大きく見えた。
そして僕は、自身の手を差し出しギュッと握りあった。彼の手は暖かった。
6022
ねぇねぇ!!

6022
6704!!

美奈崎凛
聞こえてるよ。

美奈崎凛
どうしたの?

この6022と過ごしてだいぶ時間が経った。こいつはこんな幼稚な言動をするのに僕より頭がいい。ここに収容されたのもこの頭脳が原因だと言っていた。
美奈崎凛
(警戒する必要があるのはわかっている。、、、だが)

6022
実はね!今日の昼ご飯、カレーの可能性が97.673%もあるんだよ!!

6022
ほぼカレーだよ!?

6022
やったー!!

美奈崎凛
無駄なことで頭を使うんだね君は

6022
無駄じゃないよ!!今日はまともな食事をとる事がほぼ100%なんだよ?!久しぶりのカレー楽しみだなぁ〜

美奈崎凛
(そういえば最近妖怪の肉片だの、人間の髪の毛だの確かにまともじゃなかったな、、、まさか僕もカレーごときで喜ぶ日が来ようとは、、、)

研究員
オラッ飯だ

6022
やった〜!カレーだ!!

美奈崎凛
、、、

美奈崎凛
おい、なぜ僕のだけ違うメニューなんだ?

研究員
お前ごとき残飯でも食ってろってことだ

美奈崎凛
、、、お前わかっているのか?食べ物は上部の人間が 実験体の体を管理するためメニューを変えている。勝手に変えたと分かればお前はおしまいだな

研究員
フンッ確かに俺がすり替えたが上部が知ることは無い。なぜならお前はここで事故死するからなぁ?

研究員はいきなり手に持っていたボタンを押した。するとどこからともなく警報がなる。
6022
この警報音は!!まずいよ、これは2365の脱走音だ!!

研究員
さすが6022。それぞれ収容牢獄事に音程を少し変えていることに気づきしかも聞いただけでそこの実験体も答えることができるとは

研究員
だが、残念だ。そこの餓鬼のせいでお前も死ぬんだよ!

2365
あ、、、あ、、、

2365
うわああああぁああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁ!!

6022
2365、、、目の前のものを喰らい尽くしお腹がすきすぎて自分を食い始めるほど恐ろしい実験体。だが、今はまだ薬の切れる時間帯じゃない

研究員
安心しろ、こいつの薬も抜いておいた。

研究員
せいぜい苦しみながら死にな

2365
うわああああぁああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁ!!

もう無理だと目をつぶった。しかし痛みはなく鈍い音だけが響き渡る。
美奈崎凛
!?

美奈崎凛
お前、、、どうして

目を開けると腹に風穴があき血だらけの6022がいた
6022
かハッ

美奈崎凛
おい!しっかりしろ!おい!!

研究員
お前のせいでこいつは死んだ。だが安心しろ。お前もすぐあっちに行くからよぉ

研究員
はははははは!!

6022
勝手に殺さないで貰えます?

研究員
な?!馬鹿な、、、

6022
馬鹿なのはあなただけですよ。僕の能力も知らないでこんなことをして、、、本当に低脳ですね

美奈崎凛
な、、、お前、、、大丈夫なのか?

6022
大丈夫だよ、6704。僕は

6022
この研究所のサンドバッグ

6022
だからね

2365
うわああああぁああああああああぁぁぁ!!

6022
2365。今楽にしてあげるから

6022は自身の腕をもぎ取ると平然とした顔でそれを2365に向かって投げた
6022
僕は不死身。そして暴走した実験体を止められるのは僕以外いないよ

2365
あぁ、、、あぁ、、、

美奈崎凛
急に2365の様子が、、、

6022
僕の肉体を食ったからね。僕の体はスライムのようなものでね、食われても消化されないし自由に動き回れる。だから

2365
おぇッ

6022
一時的ではあるけど彼の食欲を抑えるように脳に満腹感をうえつけておいた。これでしばらくは大人しくしてるよ

6022
うぇ〜汚いけどこの腕は返して貰うよ。あと研究員さん

研究員
!!

6022
僕の目、さっきここの本部の画面と繋いでいたから貴方の悪行ももうとっくにバレてますよ。逃げた方がいいんじゃないですか?

研究員
チッ!!糞が!!

美奈崎凛
、、、

美奈崎凛
お前が噂の不死身の実験体だったんだな。

6022
うん、、、気持ち悪いよね?ごめん。でも君との会話は他の人とは違ってたのしかったよ

美奈崎凛
気持ち悪くなんかない

美奈崎凛
かっこよかったよ

6022
、、、え?

美奈崎凛
助けてくれてありがとう。これからも仲良くして欲しい。

美奈崎凛
、、、?

6022
う、、、そんなこと言ってくれるなんて、、、ぐずっ、、、君くらいだよ〜嬉しい、、、ぐずっ

美奈崎凛
泣いている、、、のか?

6022
ウレヂグデ

美奈崎凛
、、、そうか

美奈崎凛
(こんな感情は初めてだ。今までただ誰かから必要とされたいと頑張って来たが、俺と同じ奴が居たのか、、)
