蘇枋
蘇枋
桜
蘇枋
桜
桜
顔を真っ赤にし、 さっきまでのかっこよさは 可愛さへと変わった。 やっぱり そんな君が、 どこまでも愛おしく思えた。
蘇枋
蘇枋
桜君のそこら中に殴られた跡がある 体を眺めながら俺は言う。 このまま桜くんがここに居ても、 足のことはバレそうだし、 桜君もしんどそうだし お互いにいいと思った。
桜
桜
桜
桜
こういうちょっとした 気が回る所も 大好きで大好きで 俺の心を震わせた。 心臓の鼓動も、 桜君と居ると心做しか早く感じた。
いや、きっと早いんだろう。 ドクドクと早く鼓動する 心臓の音が聞こえた。
桜
ちょっと目を伏せ しゅんとした表情を見せた さらにその顔で俺の心臓は早く動いた。
蘇枋
蘇枋
蘇枋
蘇枋
桜
蘇枋
桜
違うよ。 逆に大好き過ぎて、 君にこの怪我のことを背負わせてしまわないようにしたいだけだよ。 そう言いたいのを思いっきり飲み込み、 俺は笑顔を取り繕った。 喉がギリギリと痛んだ。
桜
やっと諦めてくれたか、 取り敢えず桜君には 俺の事なんか気にせずに 早く休んで欲しい。
蘇枋
桜
桜
あぁ、本当に君という人は、 足の傷がばれないために、 桜君と離れようとしても 君はきっと、 引いた線も全て飛び越えて来てしまう。
俺が好きになるには、 本当にもったいない人だ。 俺なんかが好きになっていいのだろうか。 その想いが、ずっと胸の内にある。
桜
何も答えられぬまま、 俺は君のボロボロで たくましい腕にひっぱられた。
桜
桜
サッとカーテンをかけた。 これなら蘇枋も気にならないだろうと 思ったからだ。
桜
桜
蘇枋
カーテン越しに 蘇枋の返事返ってきた その返事を後に、 蘇枋がベッドに腰掛けている 音が聞こえた。
遮られていて、 その後何をしたのか、 どんな表情をしているのかは 全く分からなかった。
少しの気まずさが この空間に残った。 2人とも一言とすら話さず、 ただただ静かな空間が続いた。
桜
蘇枋
蘇枋
桜
蘇枋
蘇枋
桜
蘇枋
桜
蘇枋
俺のそっけない 答えにも 蘇枋が笑いながらも 可愛いと言ってくれた。 頭がふわふわして、 体温度が上がって言った。
心臓もきっと、 蘇枋の言葉を聞いて 嬉しがって 鼓動が早くなっている。
蘇枋
桜
蘇枋
蘇枋
とイタズラ風に 蘇枋に言われた。 きっと俺の事を心配して なのだろうか そうだといいなと、 どこかで思う自分も居た。
桜
桜
蘇枋
ぐぅの音も出なかった。 言われていることが的確すぎて、
桜
蘇枋
桜
蘇枋
隣のカーテンが開く音がした。 俺のカーテンは閉まったままで、 蘇枋がどんな顔をしてみているのかは 分からなかった。
蘇枋
桜
蘇枋が扉を開け出ていった音がした。 保健室は静まり返り、 俺の心臓の鼓動だけが聞こた。
コメント
5件
ぁぁぁぁぁ結ばれて欲しい…
すおちゃんの気遣いとさくちゃんのツンデレ具合が神すぎます...