璃羽
僕の人生を、こんな所で……
クア
(まだ生きてたんですか…)
璃羽
終わらせる…ものか…!!
クア
!その雫の模様は…!
璃羽
「月夜の涙」
☽︎︎.*·̩͙
クア
サッ(避
クア
…あなた、能力は使えないはずでは?
璃羽
思い出したんだよ
璃羽
僕が能力を使えなくなった理由を
璃羽
もう、出来損ないな僕ではない!!
玲依
璃羽…
クア
…その雫の模様は?
璃羽
これは僕が救った命に泣いてお礼を言った人達の涙だよ
璃羽
この模様がある限り、僕はずっと戦い続ける
クア
…ではもう1つ
クア
あなたの能力はなんですか?
璃羽
…そんなの、教えるわけない
璃羽
僕のこの能力が広まったせいで能力を使えなくなったんだから
クア
…そうですか
クア
まぁ、あなたの能力はもう知っているんですけどね
璃羽
じゃなんで聞いたんだ
玲依
意味ない…
クア
うるさいです!一応確認なんです!
璃羽
あ、合ってるか不安なんだ
玲依
やっぱ案外可愛いな
クア
だから…!可愛いなど、言わないでくださいってば!///
クア
…とにかく、あなたの能力は「人を生き返らせる能力」ですよね?
璃羽
っ!
クア
クアは長く生きています。それぐらいの情報は分かっていますよ
クア
そして、1つ提案なのですが…
璃羽
…?
クア
クア達と、手を組みませんか?
璃羽
!?
玲依
なっ!そんな事…!!
クア
「闇の壁」
玲依
っ!
クア
あなたはあの会話に首を突っ込む必要はありません
玲依
(そうか!分身体が…!)
玲依
「星の龍」
ドゴォォォォォォ
クア
無駄です。この壁は壊れません
玲依
何っ…!?
璃羽
玲依…!
クア
さぁ、どうするんです?
璃羽
っ…組むわけない!
璃羽
僕のこの能力を利用させたりしない!
クア
…そうですか
クア
あなたが組まないと、あそこの方がクア達と手を組む事になります
玲依
っ!?
璃羽
えっ…
クア
それでも良ければ、クア達はあそこの方と手を組みます
クア
どうしますか?
璃羽
…………
玲依
璃羽…やめて!そいつと手を組まないで!!
ドガッ
玲依
がはっ!
クア
あなたは首を突っ込まないでください
玲依
っ……
クア
さぁ、どうしますか?
璃羽
…………………
璃羽
……分かった
玲依
えっ…
璃羽
手を組むよ
クア
…分かりました
玲依
ちょっと、待って…!
玲依
璃羽…!!
璃羽
ごめんね。玲依
璃羽
でも、こうするしかないの
玲依
そんな…なんで……!!
璃羽
玲依を、守るためには……
玲依
僕の事なんていいよ!璃羽は……
璃羽
やめて!!
玲依
っ…!
璃羽
もうこれ以上、首を突っ込まないで…
璃羽
僕が決めた事だから…
玲依
璃羽…
クア
お別れの言葉は終わりましたか?
璃羽
…………
クア
では、行きましょうか
璃羽
…うん
玲依
璃羽…待っ…
クア
…分身体
ドガッ
玲依
がはっ!
玲依
バタン
璃羽
っ!
クア
うるさかったので、片付けました
クア
これであなたも楽でしょう?
璃羽
……………
クア
…行きますよ
璃羽
うん…
クア
トコトコ
璃羽
…………
玲依
…………
璃羽
ごめんね…さようなら
璃羽
もう、僕の事なんて忘れて…
璃羽
大好きだったよ…
璃羽
トコトコ
クア
………