終わらせる恋2

それから、私は こうきといろんなところへ行って ゆいといろんな話をして、 あっという間に2ヶ月が過ぎた。 もう体もそんなに動かない。 でもこうきは毎日来てくれる。

ぴーぴーぴーぴー 誰か、先生呼んで!!!!

ある日、俺がいつものようにあずきの病室へ行くと、 病室からは鳴り響く機械音と 先生達の慌ただしい声が聞こえた。 いつもと… いつもとなにも変わらない いつもとなにも変わらないはずなのに あずきの病室だけが違った。 いつの間にか病室には誰も いなくなっていて、 あずきはもう目を覚まさなかった。 夢でも見ているように微笑みながら。

枕元に手紙が置いてあった。

こうきへ ありがとう!!!! こうきのおかげで、楽しく過ごせた。 不安に押し潰れそうな時でも こうきが、支えてくれたから 頑張れた!めっちゃ心強かった💪 私から、1つお願いごとがあります。 聞いてくれる？ こうきの隣の特等席は 空白のままじゃだめ。 私は優しい女の子に譲ってあげる!

私、しつこいから こうきが死ぬまでずっと 空から見ててあげる。 支えてあげる。 たまには思い出してね。 じゃないと幽霊になって 会いに行っちゃうよ？(*´˘`*)

あの時、こうきが病室まで 来てくれてよかった。 じゃなきゃ、私、最後まで こんな楽しく過ごせなかった。 あの時、実はこうきを手放したこと 少し、後悔してたんだ…(*^-^*)ゞﾃﾍﾍ あそこで、私の恋 終わらせなくてよかった! ありがとう

大好きだよ。