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すみれ
すみれ
星也
星也
衝撃の事実に、私が絶句していると、星也さんは茶目っ気たっぷりに笑う。
星也
すみれ
いつも大人びた雰囲気で、私にアドバイスをしてくれる星也さんが、
まさかライバーで、しかも学生だなんて!
想像もしていないことに、私は驚きを隠せない。
星也
いつかロビーで助けてもらったときのことを茶化されて、私は恥ずかしくなる。
すみれ
星也
すみれ
星也
星也
突然の申し出に私はさらに驚いた。
いつもの冗談かと思ったけれど、話を聞く限り、星也さんは至って本気のようだ。
これまで、なし崩し的に紅羽さんの目覚まし係として働いてきたけれど
ほかのライバーさんの元で働くことなんて、考えてもみなかった。
すみれ
すみれ
思えば、きっかけはママのお使い感覚だったし、動機は報酬目当てだった。
でも。
すみれ
すみれ
すみれ
すみれ
すみれ
私がそういうと、星也さんはあはは、と苦笑いして頬を掻いた。
星也
星也
星也
すみれ
私が見ることを紅羽さんが喜んでくれるかは果たして分からなかったけれど。
純粋に星也さんからの慰めの言葉に勇気づけられた。
すみれ
すみれ
すみれ
紅羽
奏
紅羽
ダンスレッスンの休憩中、一瞬目の前が真っ白になった俺を
奏が支えてくれる。
俺は奏の手をそっと外すと、ゆっくり辺りを見渡して
片足ずつ地面を踏みしめて、量の足でしっかりと立つことを意識する。
大丈夫、俺はまだやれる。
配信だって、ライブ練だって。
不本意ながら、案件配信は何本か削られてしまったけれど、
幸か不幸か、そのおかげもあって、俺はなんとかやれていた。
紅羽
今はすっかり音信のなくなった、あの女。
ある日突然俺をたたき起こしにやってきて、甲斐甲斐しく世話を焼いていた。
紅羽
紅羽
紅羽
隣にいる奏が、視線を受けてこちらを見る。
奏
紅羽
奏
紅羽
奏
紅羽
奏
ちゃんと食べないとだめだよ、たしなめる奏を横目に、俺は今来た仕事のチャットアプリの通知を確認する。
マネージャーから、契約関係の書類の確認と、雑誌のインタビューのドラフト、
質問事項の確認など諸々が送られている。
紅羽
紅羽
途中まで呼んで、文字の羅列に頭痛がしてチャット画面を閉じた。
こういうとき、あの女が口頭で連絡のやりとりをしてくれていたことが
案外役に立っていたのだと、今更少し後悔する。
紅羽
紅羽
気になって、俺は、昨日の配信のサマリー画面を開く。
同接は昨日も落ちてない。
コメントや高評価の数も上々。
紅羽
紅羽
紅羽
奏
先生
奏からの言葉には応えずに、俺たちは練習に戻る。
十分に水を飲んだはずなのに、なんだかまだどこか渇いている気がする。
紅羽
紅羽