コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
体育倉庫で暴行を受けた次の日。
私はいつも通りに登校した。
教室に入ると、普段通りにクラスメイト達がいて、稜太も来ていた。
稜太は私を見た。
私たちは目を合わせたが、何も言わなかった。
みんなの前では、昨日のことは何もなかったように過ごすと決めていた。
自分の席に座って、教室を見渡す。
直弥君の姿がない。
菜穂
チャイムが鳴った。
ドアが開き、先生が入ってきた。
その後から、直弥君も入ってきた。
顔には殴られた青あざがあった。
そして、なぜか頭に大げさな包帯が巻かれていた。
直弥君の姿に教室がざわめいた。
菜穂
菜穂
先生は教壇に立った。
先生
先生
生徒1
生徒2
先生
菜穂
直弥君は、下を向いて立っている。
私は稜太と顔を見合わせた。
生徒1
生徒2
生徒3
教室は一気に騒がしくなった。
直弥
先生
直弥
直弥君は先生に代わって教壇に立った。
菜穂
直弥
直弥
直弥
そう言って、直弥君は頭を押さえた。
生徒3
生徒2
生徒1
クラスメイトは次々に怒りの声を上げた。
菜穂
菜穂
直弥
直弥
直弥君は稜太を指差して言った。
クラスメイトは一斉に稜太の方を見た。
稜太は直弥君を睨みつけていた。
生徒2
生徒1
生徒3
クラスメイトは稜太を罵倒した。
菜穂
私は思わず立ち上がった。
菜穂
菜穂
いきなり叫んだ私を、千夏は心配そうに見た。
千夏
生徒3
生徒1
生徒2
私は直弥君にされてきたことを、みんなに暴露する決意をした。
菜穂
菜穂
菜穂
生徒1
生徒2
生徒3
クラスメイトは私が冗談を言っているかのように、こっちを見て笑った。
菜穂
菜穂
直弥
直弥
直弥
直弥
直弥君の言葉によって、教室は再びざわついた。
生徒3
生徒2
生徒1
非難の矛先は、稜太から私に向けられた。
直弥
直弥
直弥
生徒2
生徒3
生徒1
私はみんなから罵声を浴びせられた。
菜穂
菜穂
菜穂
耐え切れなくなった私は、座りこんで泣いた。
稜太
キレた稜太は立ち上がって怒鳴った。
稜太
それでも騒ぎは収まらない。
先生
先生
先生
先生
稜太は先生に連れられて、教室を出て行った。
菜穂
私は二人を追いかけて、廊下に出た。
菜穂
菜穂
先生
先生
稜太
菜穂
稜太と先生は歩いて行った。
私は教室に戻った。
直弥君を見ると、不敵な笑みを浮かべていた。
菜穂
菜穂
菜穂