サスペンス
水希:💙くん 桃香:💗くん
Colo
人通りの全くない場所。
というかここ数日間人っ子一人も見ていない。
大きな橋の柵に寄りかかり空を眺める。
Colo
自分でも何がそろそろなのか理解ができない。
ただあと少しで楽になれる
そんな気がしたんだ。
Colo
手ぶらで家もわからない。
公衆電話で友人に電話をかけたが
Colo
Colo
黄瀬くんは昔からの友達。
彼ならいつでも快く電話にでてくれる。
受話器を持ち上げ十円を入れた。
そっと数字を打ち込む。
カチャッ))
Colo
Roo
Roo
久しぶりに聞く彼の声。
Colo
Roo
話を聞いてくれない。
確か少し前ゲームをする約束をしてた気が…
Colo
Roo
Colo
ツーツー))
Colo
Colo
水道も電気も通っているため死ぬことはない
けど人がいないのだ。
Colo
東京で感覚が麻痺してた。
家は沢山建っているが電気もついていない。
Colo
Colo
ふと声をした方を向くとそこには優しそうな老人。
Colo
Colo
老人は僕に近づき力強く引っ張った
そういい僕を橋の柵の向こう側へ押しやった。
Colo
急に声を張り上げ僕を橋から落とした
Colo
ガシッ))
Colo
誰かに手を捕まれ間一髪で助かった。
Sato
Colo
彼は僕の親友
兼愛人。
Sato
Colo
Sato
Sato
Sato
Sato
けれど桃香くんが僕を引き上げてくれる気配はゼロ。
なんで、早くしてよ落ちちゃうよ
Colo
Colo
Colo
Colo
Sato
頭の整理がつく前に
パッ))
Colo
桃香くんは故意に僕の手を離した。
僕…死ぬの?
Colo
Colo
Colo
Colo
僕は愛人の手を握った。
Colo
Roo
彼は死んではいない。
昏睡状態に陥っている。
Colo
Colo
Roo
Colo
僕の左腕と桃香くんの右腕には痛々しい傷がある。
けれどこの傷も僕達を繋いでいるように思えたんだ。