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𓏴𓏴𝙾𝙿𝙴𝙽𓏴𓏴 いらっしゃいませ。 当店を見つけて下さりありがとうございます
初来店 再来店のお客様もお越しくださりありがとうございます それではメニューをご確認ください
▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂ この物語はフィクションです irxs nmmn注意 ご本人様には一切関係ありません 𝖼𝗉→桃黒 赤黒 兄弟 身長 年齢変更要素を含みます 桃(兄)→18歳176cm 黒→24歳164,1cm 赤(弟)→14歳162,4cm 苦手な方 地雷な方は自衛をお願い致します 又、nmmnのルールを知らない方は お調べ下さい。 ルールを守りましょう ▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂
以上になります。 それでは行ってらっしゃいませ お客様の来店を心よりお待ちしております
動く秒針を眺めながら家族の帰宅をソファーに座りながら待った
両親は、仕事で多忙な為、家に帰ってきても誰も居らず部屋の中はいつも静かだ
Ⅰ
足をパタつかせて待っていると 扉が開く音が聞こえた
Ⅰ
飲みかけのココアをテーブルに置き、 玄関の方に走って行った
パタパタと騒がしい足音が玄関を開くと聞こえてくる
IV
素直に出迎えようとする行動自体は可愛いけれど相手を間違えている
IV
Ⅰ
ひょっこりとリビングの扉から顔を覗かせる弟は、怪訝な顔で扉を閉めた
IV
Ⅰ
IV
弟の顔を覗き込み優しく声をかけても 弟とは目が合わない
俺と弟は、生まれてからずっと目を合わせて話したことがない
いや、目を合わせた所か名前を呼ばれたことも無かったか
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
肩を掴み、話そうとしただけで怖がられる始末
IV
Ⅰ
IV
IV
Ⅰ
とてとてと歩く弟のシャツの裾を引っ張り距離を縮める
IV
Ⅰ
顔面蒼白になる弟に触れようとしたが触れる手を引っ込め掴んでいたシャツを離す
離した後は、素直に一言謝罪の言葉を口にする。
IV
Ⅰ
泣きそうな顔を見られたくないのか顔を逸らしたまま洗面所に向かおうとした時
弟は、こちらを振り返り目を合わせてきた
IV
どういう風の吹き回しか分からないが じっと見つめてくる弟を見つめ返した
話す話題が無いので無言のままの見つめ合いだが弟の頬は赤く染まる
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
久しぶりに向けられる弟の優しい声音に目を見開いたまま黙り込んでしまう。
Ⅰ
そそくさと去ろうとする弟を見送り、 玄関の段差に座る
IV
先程のやり取りに頬を緩めているとがちゃりと玄関の扉が開いた
玄関まで入り脱いだ靴を綺麗に揃え俺を視界に移すと瞳を大きく見開いた
VI
IV
VI
IV
重たそうに荷物を持ち直す彼の荷物を持とうと手を伸ばす
けれど、彼は荷物を渡さずに脱ぎかけのシャツのボタンを留める
IV
VI
IV
VI
IV
誘いに答えず彼は、この場に居ない弟の名前を口にする
それに苛立ちを覚えたが、口にはせず 心の内に吐き出す
IV
苛立っているのが空気と態度で伝わったのか彼は言い訳じみた言葉を吐く
VI
IV
こんな事で腹を立てる子供らしい自分の一面に唾を吐きたくなる
年下として彼を困らせないようにしたいのに弟が絡むと上手くいかない
VI
無言で彼を引き寄せ、無防備な唇に口づける
口付けられた事に気付いた彼の頬は、一気に赤く色付く
IV
腕の中で悶える彼に笑みを浮かべ、腰から手を離した
IV
VI
IV
IV
捲し立てるように言いたいことを告げ、恥ずかしがる彼を見つめた
VI
IV
IV
IV
黙り込む彼の顔を見れなくて、伝えるだけ伝えて体は逃げの体制へ
こんな子供っぽい自分が嫌いだ
Ⅰ
体を洗い終え、暖かい湯船に浸かると 眠気が体を襲う
眠い目を擦りながら今日あった出来事を振り返る
Ⅰ
普段話していない兄と久しぶりに話せて良かったと吐息を漏らす
目を合わせたことも名前を呼ばれたことのない兄に「ありがとう」と伝えたのは何年ぶりだろうか
Ⅰ
兄のことを「お兄ちゃん」と呼びたくなかった
理由は腐るほどあって本人には伝える気はないが…1度だけ彼には話したことがある
Ⅰ
考え事をしていると時間が経つのは、 あっという間だ
普段長湯をしない方だから他の人が困ってしまう
慌てて湯船から上がり、脱衣所へ続く扉を開けた
IV
IV
愚痴を零しつつテーブルに置かれたココアを冷蔵庫に入れる
IV
弟の着替えを手に持ち洗面所に向かおうとした
着替えを済ませた弟が驚いた表情で 扉を閉めた
Ⅰ
IV
Ⅰ
目を逸らす前に衣服に気づいたのか 弟は短い腕を伸ばす。
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
冷ややかな視線を向け、苦言を吐くと 聞きたくないのか耳を塞ぐ
IV
VI
優しい声音で弟の背を撫でる彼に妬く気持ちを抑え、言葉を紡ぐ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
背に隠れる弟の腕を引っ張ると、弟の悲痛な声と優しい声音が耳に入る
VI
IV
Ⅰ
IV
困ったらすぐ泣く弟にも弟を庇う彼に 嫌悪感を抱く
けれど、こいつに嫉妬している自分に1番腹が立つ
Ⅰ
「お兄ちゃん」
扉越しに声を掛けようにも、唇が思うように動かない
Ⅰ
Ⅰ
泣きそうになる目元を拭い、ソファーに腰掛ける
VI
Ⅰ
VI
Ⅰ
人と話すのが不得意
話そうにも言葉に詰まり何度も口篭る
そんなぼくの声にも優しく話を聞いてくれる彼の優しさに甘えている
それじゃあ駄目だって分かってる
VI
Ⅰ
先を歩くお兄さんの指を絡め、小首を傾げる
嫌がられないか不安だから何を言わずに下を向く
VI
Ⅰ
頭を撫でにこりと微笑む彼に胸が高鳴った
Ⅰ