TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

夏の海の星月夜

一覧ページ

「夏の海の星月夜」のメインビジュアル

夏の海の星月夜

26 - 第四章下校途中の秋雨模様3

♥

50

2021年01月15日

シェアするシェアする
報告する

加藤心音

莉帆ちゃんここ教えてほしい!!

夏風莉帆

あ、ここはね〜

三人が部活に急に来た日から7日が経った

お昼休憩中

図書室に来ていた

吉田真奈

やあやあ二人ともやってんね!

夏風莉帆

あ、真奈〜

加藤心音

真奈じゃん!

吉田真奈

ほほ〜理科やってるんだ!

夏風莉帆

そうだよ〜

加藤心音

莉帆めっちゃ理科できるから羨ましい!!

吉田真奈

あと、数学もな(笑)

加藤心音

あ、そうそう

夏風莉帆

でも心音すっごい社会得意じゃん!

夏風莉帆

私一番苦手なの歴史だからさー

吉田真奈

歴史得意なの普通に羨ましい(笑)

加藤心音

でも真奈すっごい英語と国語できるじゃん!

吉田真奈

そう?///

加藤心音

そう!

加藤心音

ないものねだりだねー!

夏風莉帆

だねー

藤田琴葉

どうもこんにちは〜

加藤心音

あ、こんにちは!

加藤心音

琴葉ちゃん!!

心音はまだ琴葉に対して

暗い感情はないようだ

吉田真奈

なに?

それに対して真奈は

攻撃的な姿勢

藤田琴葉

やだなー真奈ちゃんたら!

藤田琴葉

私図書委員だからさ

藤田琴葉

今週当番なのよ

吉田真奈

だから?

夏風莉帆

まあまあ、真奈、、、

藤田琴葉

莉帆ちゃんもありがとうね♪

藤田琴葉

でみんながいたから喋りにきたの!

加藤心音

図書委員の仕事終わったの?

藤田琴葉

基本見回りだから大丈夫♡

吉田真奈

今勉強中だからどっか行ってくんないの(小声)

藤田琴葉

え?なんて?

夏風莉帆

あ、いや琴葉ちゃん入るとなにか四人の共通の話題ないかな〜って!

藤田琴葉

(へぇ~やるじゃない)

藤田琴葉

(私を庇うとか笑)

藤田琴葉

特にないかな〜!

藤田琴葉

あ、莉帆ちょっといい?

夏風莉帆

え?

吉田真奈

は?

夏風莉帆

まあ、いいけど、、、

藤田琴葉

じゃあ一緒にトイレに行こう!

加藤心音

なんで莉帆まで連れて行くの?

藤田琴葉

話したいことがあるの。

加藤心音

そうでも、、、

吉田真奈

ここでは話せないわけ?

藤田琴葉

そう!

藤田琴葉

私のプライベートのこと!

加藤心音

う、うーん…

夏風莉帆

なにかな?

藤田琴葉

夏風莉帆

琴葉ちゃん。

藤田琴葉

私ね!佐山先輩の事が好きなのは知っているよね?

夏風莉帆

うん。

藤田琴葉

こんなにアピールしてるのに

グサッ

藤田琴葉

なんで振り向いてくれないのかな?

藤田琴葉

私は佐山先輩の好みを再現してるのだけど

グサッ

夏風莉帆

いや、、それは分からないよ、、、

藤田琴葉

先輩さ、

藤田琴葉

莉帆がくると莉帆のことしか見てない

藤田琴葉

なんで?

なんでって言われても

分からないよ

夏風莉帆

そんなの知らない

藤田琴葉

じゃあ聞くけど

藤田琴葉

莉帆は佐山先輩の事好きなの?

うん

そうだよ

好きだよ

夏風莉帆

いやいや、好きじゃないよ

藤田琴葉

よーかった!

よくないよ

私にとっては

夏風莉帆

話はそんだけ?

藤田琴葉

いやいやまだまだ!

藤田琴葉

佐山先輩を知っているの莉帆だけだから

藤田琴葉

自慢していい?

え?

いいわけ無いじゃん

藤田琴葉

それで!藤田神社祭りに一緒に行こうって手紙送ったんだ!

視界が歪む

夏風莉帆

(琴葉と一緒に祭りにいったの?)

夏風莉帆

(一真の事なんておいて)

夏風莉帆

うん

藤田琴葉

それでね〜

藤田琴葉

あ、この話はやめとこ!

藤田琴葉

莉帆ちゃんがライバルになるの嫌だし!

藤田琴葉

あとね〜

頭の中が何もなくなった

琴葉の声を聞くだけで

心が叫んだ

呼吸が抗った

夏風莉帆

もうやめて、、、

とてもとても小さく呟いた

吉田真奈

夏風莉帆

(ああ、そっかそうだよね)

夏風莉帆

(うかれてる私が馬鹿だった)

夏風莉帆

(もうやだな、、)

夏風莉帆

(なんで諦めがつかないの?)

夏風莉帆

(もう分かっていることでしょ?)

頭の中でその言葉が沢山流れる

夏風莉帆

(今は授業中だよ?!)

夏風莉帆

(集中!集中!)

それでもまた流れ出す

夏風莉帆

(もう!!!)

井上一真

(また悩んでる、、、)

夏風莉帆

じゃあ帰ろ!

吉田真奈

うん!

今日は部活がない

あそこから私の頭の中は真っ白だ

夏風莉帆

あれ?一真たちは?

涼太や一真と変えるのは当たり前になっていた

吉田真奈

先帰ってもらった

夏風莉帆

そうなの!

夏風莉帆

なぜ?

吉田真奈

私は貴方と喋りたいから

夏風莉帆

え?

真奈の瞳が私の瞳を見つめていた

吉田真奈

好きなんでしょ?

吉田真奈

なんとか先輩が

夏風莉帆

え?

吉田真奈

ごめんね

吉田真奈

聞いてた

吉田真奈

心音はついてこなかったけど、、

夏風莉帆

いや、、

吉田真奈

そうなんでしょ?

夏風莉帆

全然、、

吉田真奈

そうでしょ?

夏風莉帆

なわけ、、

吉田真奈

莉帆いいから

吉田真奈

自分の本音を言って?

吉田真奈

これ以上嘘つくと壊れるよ?

夏風莉帆

吉田真奈

わかった。

吉田真奈

じゃあ今から私の家行こう

夏風莉帆

え?

吉田真奈

ゆっくり話そ!

夏風莉帆

うん、、、

真奈の部屋にて

吉田真奈

どうしたのか教えてほしいな

夏風莉帆

あ、あのね、あのね

自然と涙が溢れてきた

すべてを打ち明けた

佐山先輩が好きなこと

小学生の頃からの知り合いだってこと

琴葉がその人の事が好きだってこと

全てを話した

沢山泣いた

こんなに一人の男性に心を奪われているなんて

思いもしなかった

そうだったんだ

そう真奈は優しく返してくれた

吉田真奈

話してくれてありがとう

そう最後に言った

この作品はいかがでしたか?

50

コメント

1

ユーザー

訂正 誤字がありました Ⓑ「涼太と一真と一緒に変える」 ↓ A「涼太と一真と一緒に帰る」 ですのでよろしくお願いします

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚