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歌舞伎町
路面に映るネオンが、まだ濡れたアスファルトを 万華鏡みたいに染めていた。
狭い路地の真ん中に、黒い影がひとり。 白い指が、ゆっくりと鎌の柄をほどく。刃は灯りを吸った みたいに鈍く光る。
ミユ
ミユ
男たちは笑っていた。 笑い声は三回で止まった。四人目の喉が鳴るより早く、 影は距離を消し、残りの音を摘み取る。
血の描写は要らない。ただ、音が消えた。 刃がひと呼吸ぶん、夜を二つに割っただけだ。
ミユ
ミユ
少女は刃を払う。滴るものは何もない。 鎌は淡いリボンだけ残して霧のようにほどけ、 彼女の背に吸い込まれた。
路地の口に、拍手がひとつ。
クロロ
黒のコート、十字の刺青。 クロロ=ルシルフルが、薄暗い笑みを携えて立っていた。
ミユ
クロロ
クロロ
クロロは肩越しに視線だけ動かす。
クロロ
屋根から砂利がぱらり。
フェイタンが無音で着地する。 後ろから ノブナガ、マチ、シャルナーク フランクリン、シズク が歩く
路地の空気が、急に“組織”の匂いになる。
シャルナーク
マチ
マチがたしなめる
ミユ
ノブナガ
ノブナガが肩を鳴らす
ノブナガ
ミユ
フェイタン
ミユは興味なさげに彼の足運びを見るだけだ。
ミユ
ノブナガは眉を上げる
ノブナガ
フランクリン
クロロは一歩だけ近づき、 濡れた路面に映る少女の影を覗くみたいに、まっすぐ言った。
クロロ
クロロ
ミユ
クロロ
ちょっと長くてごめんね🥲
ノブナガが鼻で笑う
ノブナガ
クロロ
ミユ
クロロ
クロロ
フェイタンが少女の靴先を一瞥
フェイタン
ミユ
ミユ
ノブナガが刀の鞘に触れる
ノブナガ
ミユ
路地の空気がわずかに沈む。 少女の掌に、小さなリボンがほどけ、黒い小鎌が“咲く”。
ノブナガが円を張る
ノブナガ
ミユ
次の瞬間、ノブナガの眉間を、風だけが撫でた。 鎌の刃は届かない。けれど“気配”だけが間合いを穿つ。
ノブナガ
ミユ
フェイタンの瞳がわずかに細くなる
フェイタン
マチ
ノブナガ
フランクリンが短く評価する
フランクリン
シャルナーク
クロロが最後のひと言を置く
クロロ
少女は一拍、夜の匂いを吸ってから、あっさり言う。
ミユ
ノブナガ
ノブナガ
フェイタン
マチが顎で路地の出口を示す
マチ
シズク
シャルナーク
ミユ
あ、自己紹介がまだだったね(*ᴗˬᴗ) 名前ミユ=ツキシマ 具現化系能力者 年齢12 身長162cm 体重46kg 血液型B型 利き手は右 好きな物はフルーツ 嫌いな物は変態
クロロ
シズク
クロロ
ミユは肩をすくめる
ミユ
クロロ
クロロ
何言ってんだお前
しっくりくる画像が無かったからこれでごめんね😭
歌舞伎町のはずれ、シャッターの降りたビル。 古い非常階段を上がると、鍵のない扉が“開く”。 中は静かで、広い。空気は乾いて、視線は鋭い。
クロロ
マチ
ノブナガ
ミユ
シャルナーク
ミユ
シャルナーク
ミユ
部屋の空気がわずかに沈む。
シズクが眼鏡を押し上げる
シズク
マチ
ノブナガ
フェイタン
ミユ
フェイタン
ミユ
クロロが本を開く
クロロ
ミユ
シャルナーク
マチ
フランクリン
フランクリン
ミユ
ノブナガ
クロロが最後の確認をする
クロロ
ミユ
マチ
フェイタン
シャルナーク
ノブナガ
クロロ
ミユ
ミユ
ノブナガ
フェイタン
マチ
ミユ
シャルナークが肩越しにウインク
シャルナーク
マチ
フランクリン
フランクリンとマチの声が重なる
クロロは肩に手をかけ、静かに言う
クロロ
ミユ
扉が開き、また夜が広がる。 雨の匂いはもう薄い。 ネオンはまだ眩しい。 そして彼女の鎌は、静かに、嬉しそうに、指先で震えた。
こうして、歌舞伎町の片隅で拾われた“心臓”は、 蜘蛛の胴に縫い込まれた。 鼓動は速く、正確で、なによりも、仲間と重なったときいちばん美しく響いた。
140タップ超えちゃってすみません;;
続きは気が向いたら作るので気長くお待ちください😆
ミユ
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