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翌日
私は勉強するため、図書室に来ていた
すると
ガチャ
大海 圭太
で、何？
いつもと態度は違うが、声は同じ
そう、圭太くんだ。
と、女の子？？
女の子
す…好きです！
中川 さくら
（え…）
大海 圭太
無理。
女の子
え…
大海 圭太
俺、好きな奴いるし。
女の子
……そっか。
大海 圭太
うん。ごめん。
女の子
あの…さ
大海 圭太
うん？
女の子
好きな子って、誰なの？
大海 圭太
……ヒミツ。
女の子
えーー！
大海 圭太
俺、この恋は叶わないとしか思ってないから。
大海 圭太
変な期待はしたくないんだ。
中川 さくら
（あ…私の思った事…）
女の子
そっか…ごめんね、呼び出して。
大海 圭太
ううん。
ガチャ
中川 さくら
（行ったかな？）
大海 圭太
そろそろ出てきなよ？
中川 さくら
へっ…？
大海 圭太
最初からいることくらい分かってたんだけど？
中川 さくら
え、、、何かごめんw
大海 圭太
どーせ、俺の好きな人、気になってたんだろ？
中川 さくら
まあ…それはあるけど…
中川 さくら
本当の目的は勉強だから！
大海 圭太
ま、お前の学力じゃあ大学入るのは無理だなw
中川 さくら
ちょっとそのお口を直しましょうか？
大海 圭太
けど、オレってやっぱりモテるのかな？
中川 さくら
いや、告白されるだけで幸せでしょうね…。
大海 圭太
けど、振るのも勇気がいるんだよ。
中川 さくら
…だよね。めっちゃ、辛いし、心が痛い…。
大海 圭太
何、その気持ち分かるの？
中川 さくら
うん…。前、振ったんだ、男の子を。
中川 さくら
その時、知らない人でも振るのが悲しくて…切なくて…
大海 圭太
ううん、そういう気持ちはあるけど自分の気持ちを伝えないと。
中川 さくら
うん。だから、嬉しいことではないけど…
大海 圭太
んで、さくらの好きな人は？
中川 さくら
え…？
大海 圭太
いや、だから好きな人は？
中川 さくら
………。（固）
大海 圭太
言えないの？
中川 さくら
い、言えるけど？！
大海 圭太
へえ〜。じゃあ、誰？
中川 さくら
け……た……よ、
大海 圭太
え？
中川 さくら
だから！圭太くん…だよ……
太陽の日差しが眩しい中、
私は初めて、告白したのでした。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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