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~選択~
11月23日
___________________
感じたことのない感覚の名を
俺は知っていた。
恋であると……
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吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
鈴木和雪
吉田椿樹
花巻彩
吉田椿樹
鈴木和雪
吉田椿樹
ええええええ!?
なんていいタイミング!
花巻彩
花巻彩
びっくりして!
意味わかんないこと叫んだよ!?
今言えそうだった……
花巻彩
花巻彩
花巻彩
ま、待て冷静になったら
人がいるとこで告白する?
……セーフ
助かった花巻さん。
吉田椿樹
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
めっちゃ恥ずかしいじゃん。
聞かれたかな……
完全にそうゆう空気にしちゃった。
花巻彩
花巻彩
吉田椿樹
花巻彩
衣装ってあの衣装?
花巻彩
花巻彩
花巻彩
花巻彩
花巻彩
嘘だろ……?
花凜に手伝ってもらって
作った衣装が……?
花凜になんて謝ろう……
花巻彩
花巻彩
花巻彩
花巻彩
いや、花巻さんは悪くない
俺のせい……?
花巻彩
花巻彩
花巻彩
花巻彩
花巻彩
花巻彩
花巻彩
吉田椿樹
何かした、俺……
どうしよう……?
どうする?せっかく……
せっかく勇気出して
夢に1歩近づいたと思ったのに
鈴木和雪
また遠ざかってく……
初めて俺がデザインした服を
誰かに着てもらえて
人目に触れると思ったのに。
鈴木和雪
鈴木和雪
吉田椿樹
鈴木和雪
吉田椿樹
かずはいつも冷静。
いいな……
俺はすぐ感情的になっちゃうから。
鈴木和雪
鈴木和雪
そうだ、落ち着け。
自分を責めて何になる?
落ち着け。
鈴木和雪
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
ああ、好き。
好きなんだ、俺。
大事な夢なんだ。
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
諦めたくないよ。
何もかも。
でも、間に合うかな……
ほぼ花凜に手伝ってもらったのに……
鈴木和雪
鈴木和雪
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
そうだ、そんなこと言った
そう言ってくれた……
いつもふざけてばっかなくせに
俺の気持ちを汲み取って
優しく、強く声をかけてくれたのは
誰だっけ?
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
俺の好きな人だった。
大丈夫じゃん。
不安なんてないじゃん……
なのに俺はいつも逃げた。
適当な言い訳作って避け続けた。
でももう逃げない。
好き、大好きだ。
だから
吉田椿樹
親友のままでいさせて。
"親友"としてお前を頼らせて。
鈴木和雪
恋か夢か……
それとも家族?友情?
吉田椿樹
花巻彩
吉田椿樹
花巻彩
俺はどうしたい?
何を選択する?
吉田椿樹
吉田椿樹
鈴木和雪
吉田椿樹
鈴木和雪
花巻彩
吉田椿樹
花巻彩
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
俺の手は全く動かないわけじゃない。
やっと気づいた。
俺を助けてくれる
救ってくれる友達がいる。
花巻彩
吉田椿樹
花巻彩
吉田椿樹
花巻彩
花巻彩
花巻彩
吉田椿樹
なら、ずっと前から
答えはひとつじゃないか。
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
吉田椿樹
鈴木和雪
俺が選ぶのは
恋も夢も
全部正直に生きること。
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
もう迷わない。
全部、全部ちゃんと大切にする。
過去にばっかり縛られない。
時間がかかったけど
きっと遅すぎることはない。
過去の俺
ようやく覚悟は決まったよ。
___________________
本当に救いたかったのは
花凜じゃなくて
花凜に重ねた自分だったな。
~希望~
11月23日
___________________
答えって何だろう。
あたしがあなたの夢を追う理由……
恋人のふりしなくても
一緒にいる理由を探した。
___________________
正直、文化祭をなめてたわ。
今日まで怒涛の日々だった。
クラスメイト
クラスメイト
平井花凜
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
平井花凜
クラスメイト
椿樹のことについては考えたけど
返事する暇なく文化祭迎えることに
しょうがないので
終えたらすぐって話になったけど
文化祭終わっても絶対忙しい……
吉田椿樹
平井花凜
鈴木と回るって聞いてたのに
どうしたのかしら。
平井花凜
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
何かあったのかしら……
別れた噂のあるあたし達が話してるって
異様な光景よね……
そもそも椿樹がいるだけでかなり目立つ。
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
平井花凜
平井花凜
かなり注目されてるけど
時間がないなら仕方ないか。
何があったかわからないけど。
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
まさかの告白……
これはあたしに対してじゃない。
鈴木……?
いや、それとも……
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
夢について……?
椿樹は恐らく混乱してる。
でも、声量が増していく度に
人の目を奪ってく。
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
あなたの瞳に引き込まれる。
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
吉田椿樹
吉田椿樹
まとまってない言葉……
それでも伝わる熱意、思い……
あたしは何て答えようか。
平井花凜
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
吉田椿樹
意味わかって言ってるのかしら?
……そうだった
椿樹は天然だった。
平井花凜
平井花凜
椿樹に出会ってわかったことがある。
ほしかったのよ……
居場所が。
平井花凜
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
この"初恋"が終わったら
あたし、どこに向かえばいい?
あたしの居場所はどこ?
って不安に襲われたの。
平井花凜
平井花凜
平井花凜
でも椿樹が手を引いてくれた。
大丈夫って傍にいてくれた。
平井花凜
平井花凜
平井花凜
平井花凜
この恋が全てじゃない。
終わりを告げても
失うものなんて何もない。
あたしの居場所は
あたしがいたいと思うところが
そうなんだって
平井花凜
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
全部椿樹が教えてくれた。
そんな椿樹と
あなたと一緒に
夢を追いかけたい。
それが今のあたしの希望……
夢になってたみたい。
平井花凜
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
もう視線とかもうどうでもよくなった。
だって、綺麗な瞳で真っ直ぐ走って
あたしの元へ来たあなたは
あまりに美しくて……
平井花凜
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
平井花凜
平井花凜
王子様かと錯覚してしまった。
憧れの王子様もお姫様もこないけど
椿樹は必ず来てくれる。
失恋して沢山傷ついた
王子様とプリンセスが結ばれないけど
一緒に夢を追いかけるっていう
ハッピーエンド
そんな話があってもいいわよね?
なんて妄想したことは絶対言わないけど
平井花凜
平井花凜
平井花凜
あなたが特別な存在になったことは
恥ずかしいけど
また今度ちゃんと伝えるわね。
~俺とお前の気持ち~
11月24日
___________________
願わくば
お前の未来が
輝いてますように。
___________________
平井花凜
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
平井花凜
平井花凜
平井花凜
良かった良かった。
これで公演は中止にしなくてすむ……
けど、アホだこいつは
これで舞台立つ気かよ……
出番は少ないつってたけど。
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
純恋が手伝うとは
最初のほう突っかかってたから
悪いことしたと思ってんのかな。
相川純恋
相川純恋
吉田椿樹
吉田椿樹
相川純恋
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
その通りだな。
椿樹の頼みだから俺は動いた。
滅多に人を頼らないお前が……
椿樹が俺に
助けてって言ったから。
平井花凜
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
相川純恋
やっぱり気にしてたのか。
純恋は口ではあーだこーだ言っても
優しいの、マジで可愛いな。
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
くると思った、その質問。
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
相川純恋
相川純恋
相川純恋
別に秘密にする理由なんてない。
椿樹に止められてねぇし
俺が話すのが嫌とか
そうゆうんでもない。
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
その一言に一瞬
時が止まったのかと錯覚した。
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
ああ……もう
何で純恋は勘がいいんだよ。
相川純恋
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
俺が気づいたの最近なのに……
いや、確信がなかっただけで
本当は前から気になってた。
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
相川純恋
相川純恋
純恋は純粋に気になってんのか
好意に気がついたのに
めちゃくちゃ気にかけてる俺を……
……俺が変なのか?
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
鈴木和雪
お前の気持ちを踏みにじってるかも
お前には苦しい思いさせてるかも
いつも隣で幸せそうに笑う椿樹見て
そんなことばかり考えてた。
それでも
俺の気持ちは変わんねえ。
鈴木和雪
鈴木和雪
環境のせいか……
それかトラウマか……
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
可哀想とか同情とか
そうゆうんじゃないけど
ほっとけないし
幸せになってほしいと思った。
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
俺が尊敬する……
椿樹の好きなとこはそうゆうとこだ。
きもいかもしれんけど
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
そう、だよなぁ
今までたくさん傷つけたよな……
もう目をそらすのは……
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
悪い癖……?
相川純恋
相川純恋
相川純恋
相川純恋
相川純恋
相川純恋
相川純恋
相川純恋
ずるいわ……
こんなこと言って抱きしめられちゃう
俺の彼女ずるいわ……
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
どんな顔して会えばいい?とか
なんて答えれはいい?とか
頭ん中ぐるぐるする。
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
大丈夫
俺は俺のまま
ありのままでいよう。
ありのままの俺で
ちゃんと向き合おう。
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
ここでのツンは苦しいです純恋さん
えっもしかして
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
相川純恋
相川純恋
相川純恋
鈴木和雪
頼む、どうか
どうか……
これからも親友でいてくれ。
~理由のない信頼~
~出会ったばかりのある日~
___________________
幼いながら知ってしまった人の残酷さに
心を開き切れなくなった俺の前に現れた
純粋で真っ直ぐなお前が
俺の人生においてかけがえのない存在に
なった日は……あの日だっけ?
___________________
吉田椿樹
吉田椿樹
鈴木和雪
吉田椿樹
吉田椿樹
鈴木和雪
病院で出会った隣のやつ
目覚ましてからずっと慌ただしくて
気になってたがどうやら訳ありらしい。
勇気を出して話してくれたけど…
それは全てじゃないだろう。
俺はそれ以上は何も聞かなかった。
鈴木和雪
吉田椿樹
吉田椿樹
鈴木和雪
吉田椿樹
気にならないと言ったら嘘になるが
別にわざわざ問いただす理由もない。
それにしても……
自分から関わりを持とうとするなんて
自分で驚いたわ。
どうせ離れてくなら
って思ってたんだけどな……
俺どうかしてるのか……
鈴木和雪
吉田椿樹
吉田椿樹
色々話してたら
お礼とか言って勉強教えてくれることになった。
しかも中々教え方が上手いんだ、これが
正直めちゃくちゃ助かってる
けど、信頼なんてする気なかった。
鈴木和雪
吉田椿樹
鈴木和雪
吉田椿樹
吉田椿樹
いや、正確には信頼できなかった。
チームメイト①
チームメイト②
うわ勉強よりめんどくさいやつらきた
椿樹かたまってるし
来んなつったろ……
鈴木和雪
チームメイト①
見舞い品のひとつもないくせによく言うわ
チームメイト②
鈴木和雪
吉田椿樹
鈴木和雪
吉田椿樹
いや自己紹介しなくていいわ
お前みたいなやつにこいつら紹介なんて…
チームメイト②
チームメイト①
チームメイト①
チームメイト②
こんなクソみたいなやつらと
関わらなくていいから
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
チームメイト①
チームメイト②
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
声震えてんの自分で気づいてるか?
無理すんな、お前も病人だろ
チームメイト②
チームメイト②
鈴木和雪
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
チームメイト②
チームメイト②
吉田椿樹
だから答えなくていいから。
吉田椿樹
チームメイト①
チームメイト①
チームメイト②
鈴木和雪
妬みとか
黒い感情をぶつけられるのには慣れたけど
吉田椿樹
チームメイト①
チームメイト①
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
チームメイト②
鈴木和雪
こんなことは初めてだった。
蓋をした気持ちの代わりに
俺の代わりにぶつかってくれる人が
現れるなんて思ってもなかった。
チームメイト①
鈴木和雪
吉田椿樹
鈴木和雪
チームメイト②
チームメイト①
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
そう、それだけのこと。
だけど、言う必要ある?
わざわざさ……面倒ごとに首突っ込んで
深く俺と関わろうとしないでくれよ。
ナース
吉田椿樹
吉田椿樹
ナース
ナース
チームメイト②
チームメイト①
ナース
ナース
ナース
吉田椿樹
今この時
このタイミングて
その質問はしちゃダメだろ
チームメイト①
チームメイト②
……選べって?
そんなの……
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
お前を選ぶよ。
今も
これからも。
親友の椿樹を。