/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
ゾムさんの部屋（ってことにしてお願い）
ゾム
書類のやり方はなあ
ゾム
ーでーーして
リヴ
わ、わかりました
ゾム
……手伝ってくれてありがとうな
リヴ
いえ、恩人なので
リヴ
お礼をしないと
ゾム
つーか敬語じゃなくてもええよ？
ゾム
面倒くさいし
リヴ
私…この方が楽なんです
ゾム
ふーん
リヴ
ゾムさん
ゾム
ん？
リヴ
私…ずっとここに居ていいんですか？
ゾム
え？
ゾム
別にええやろ！
ゾム
ここに連れてきた意味ないやん
リヴ
そうですか…
ゾム
…せや、お前、何で逃げてきたんや？
ゾム
言いたくないんやったら言わなくてもええけど
リヴ
…………えっと
リヴ
私、親がいないんです
リヴ
だから、ずっと彷徨ってたら、優しい人がいて
リヴ
私を、家に迎え入れてくれて
リヴ
その人、すごく強くて
リヴ
私をいつも助けてくれた
でも
その人がやっていたことに、私は納得がいかなかった
リヴ
？
リヴ
おじさんが誰かと話してる？
ﾊﾟｧﾝｯ
？
あ"あ"あ"ぁ"！！！
おじさん
おい、テメェ調子に乗ってんじゃねぇぞ
リヴ
（おじさんが…人を撃った…？）
おじさん
逆らってんじゃねぇよ
ﾊﾞﾝｯ
？
あ"あ"あ"あ"ッ…
おじさん
裏切り者は死刑だ
ﾄﾞﾝｯ
リヴ
（おじさんが、人を…殺しちゃった）
リヴ
（まさか、私も…？）
おじさん
！
おじさん
リヴ？向こうの部屋に行ってろって言ったよな…？
その時のおじさんの体は、血で真っ赤に染まっていた
ゾム
……………
リヴ
だから、逃げてきたんです
ゾム
聞いて悪かったな…
ゾム
思い出させて…
リヴ
もういいんですよ
リヴ
ここならきっと…安全だし
ゾム
心配しなくてええからな！
ゾム
いざっていうときは、俺が守ったる
リヴ
ありがとうございます
ゾム
あー書類終わらへんなあ…
ゾム
リヴ、疲れたやろ
リヴ
え、私は別に…
ゾム
気分転換に外でも行かへんか
リヴ
外……
リヴ
…晴れてる
ゾム
綺麗やな
リヴ
私、空が好きなんです
リヴ
雲一無い、快晴が
ゾム
へえ
ゾム
俺、そんなこと考えたことないわ
リヴ
ﾌﾌｯ
ゾム
！
ゾム
笑った…！
リヴ
あ、すいません
ゾム
いや、怒ってないって
リヴ
…ゾムさん、ありがとうございます
ゾム
？ 何が？
リヴ
私をここに連れてきてくれて
ゾム
別に
ゾム
心配やっただけやし…///
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
ランキング
新着