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コメント
1件
もう初めから天才だよね… 神作品間違いなし!!
神様というものはとても残酷だ
不平等で無慈悲で醜いものだ
いや、違うかな… そもそも神様なんて存在するのだろうか
本当の神様がいればきっとこの世は平和で平等で幸せな世界なのだろう
神様がいればイジメもなくなる 神様がいればこの世の子供はみんなお腹いっぱいにご飯が食べれる
神様がいれば
僕の病気も
いや
神様がいれば僕は 何も考えずに静かに消えられるのかな
青
桃
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それは梅雨時
まだ雨が降り続く天気の頃
お父さん
青
お父さん
青
お父さん
青
お父さん
青
ガラガラ
僕さえ居なくなれば お父さんに迷惑をかけることもないのに
どうしてこうも しぶとく生きてるんだろう
夜
青
心に変なモヤモヤが残っているからか 眠ることが出来なかった
青
その時、不意に目に入ったカレンダーを見てそう呟いた
余命宣告されてからもう何ヶ月経ったのだろうか
その日が来る前にタヒんでもおかしくないって言われてたのに
こういう時だけ僕は運がいい
青
そう呟いた瞬間 窓が突然開いた
外はまだ雨が降っていて 雷も少し鳴っていた
風も強くて開かれた窓はガタガタと揺れ カーテンは激しくなびいていた
でもそんな所からこちらを覗き込む1人の男性
僕を一目見てから被っていたフードを取り、改めて真っ直ぐこちらを向いた彼はニヤニヤしながら一言発した
?
怖い
そんな感情以上に思ったのは
青
頭にはとんがった角が2つ そしてチラチラと見えるしっぽ
明らかに神様という風貌ではないが
僕には彼が
彼だけがこの世の悪夢から救い出してくれる神様だと思った