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夜猫依頼事務所～厄災の魔女～

第75話 - 第75話『思うまま生きて…』

201

2025年08月24日

#一次創作

#ファンタジー

#戦闘

🌙夜桜猫🌸

ドゴォンッ！！

黒扇

…がぁ…。

バタンッ…

周りの緑の光が消え、教会の中の景色に戻った。

　そして、教会の祭壇近くには黒扇がうつ伏せで倒れる。

四葉

（…暗闇が解除された。）

竜宮

ふぅ…

四葉

竜宮先生、
怪我してない？

竜宮

全く問題ないありません。
むしろ元より元気です。

竜宮

暴れ回ったぶんの
魔力も充分、
回復出来ましたしね。

四葉

…そう、
良かった。

黒扇

ぐっ…うっ…。

黒扇の方を振り向くと、彼は地面に手を当て、起きあがろうとしていた。

四葉

……。

第75話

『思うまま生きて…』

竜宮

（…あれだけの
雷喰らって
まだ意識あるとは…）

黒扇

ぐっ…

黒扇

（…ちくしょう、
身体が痺れて…
全く動けねぇ…。）

竜宮

（まぁ、雷で痺れて
動けないかと…）

竜宮

（…これ以上、
暴れられたら困るので
気絶させますか。）

四葉

……。

竜宮

ん、四葉さん？

四葉は歩きだし、黒扇の前で止まる。

四葉

……。

黒扇

（…はっ、殺す気だよな。）

黒扇

（まぁ、そうだよな？）

四葉

…さっきの栞、
こっちに渡して。

黒扇

あ？

四葉

先生の栞。

黒扇

……。

黒扇は上着のポケットから栞を取り出す。

黒扇

…ほらよ…

四葉

…これは僕が
もらうよ。

栞が四葉の右手に渡る。

四葉

…それと、
朝花姉さんの居場所は？

黒扇

…最初は地下の
特別収容所だ。

黒扇

だけど、さっき
監視カメラを確認したら
エレベーターに乗ってた。

黒扇

顔の同じガキとな…

竜宮

顔が同じ？

四葉

（よっちゃんだ。）

黒扇

紫色の目をした
刀を持ったガキだよ。

黒扇

月の耳飾りした…

竜宮

あぁ、
夜桜さんですか。

竜宮

ん？でも、
顔が同じとは
どういう事です？

四葉

あれ、知らない？

四葉

よっちゃんは
双子で…

竜宮

へ、双子？！

四葉

うん、双子。

四葉

それで、
その朝花さんが
よっちゃんの
双子のお姉さん。

竜宮

…えっと、
まじです？

四葉

うん…、えっと
知らなかった？

竜宮

はい、全く
知りません…。

竜宮

まぁ、自分の事を
聞かれるの嫌みたい
だったですし…

竜宮

（私無茶苦茶
嫌われてますしね…）

竜宮

ま、まぁでも
夜桜さんといるなら…
そのお姉さんは
大丈夫ですね。

四葉

（僕が来る意味は
なかったみたいだね。）

黒扇

…もう、聞く事ねぇだろ？

黒扇

さっさとしないと
痺れが解けて
チャンスを逃すぞ。

四葉

…殺さないよ。

黒扇

あ？

四葉

僕は貴方を殺さない。

黒扇

…殺したくないのか？

黒扇

お前の大事な師範を
殺したんだぞ？

黒扇

憎くないのか？

四葉

…もちろん、
許せないよ。

黒扇

だったら…

四葉

でも、殺したとして
僕の気持ちは晴れない。

四葉

生命が蘇るわけでも
ないんだから…

黒扇

…チッ…結局
出来損ないだな。

四葉

…先生は僕を
暗殺者として育てる
つもりだったのかな？

黒扇

あ？

四葉

先生がどんな人生を
歩んできたかは言葉しか
分からないけれど、

四葉

僕が教えて
もらってたのは
生き抜く為だったんだ。

四葉

暗殺者になる為と
言ってなかった。

黒扇

…はっ、
そんな訳ない…だろ。

四葉

それに、
僕に不要な事を
教えたのは先生だ。

四葉

簡単殺せないのは
生命の大切さを
知ったから。

四葉

情やあるのも、
それを制限し
なかったから…。

黒扇

…それは…

四葉

余計な事を教えたら
どうなるか一番
分かってるはず。

四葉

だから、あえて
そうしたんじゃ
ないかなって…

四葉

僕が暗殺者に
なれないように

四葉

他の道を選べるように
育ててくれたんじゃ
ないかな。

黒扇

……。

四葉

暗殺者として
欠陥だったから
かもしれない。

四葉

でも、それでも
選べる選択肢を
与えてくれた。

四葉

それは
無駄には出来ない。

黒扇

……。

四葉

今まで、僕は
ただ目の前にあった
道を歩いてた。

四葉

何も考えず、
言われるままに
従ってきて…

四葉

それが拾われたから
こその決まりだと
思ってたかもしれない。

四葉

だけど、それは
もう終わりにするよ。

四葉

僕はもう誰かの
道具じゃない、

四葉

自分で思考して
行動出来る
人間だから…。

黒扇

……。

四葉

先生や…貴方が
面倒を見てくれた事は
感謝するよ。

四葉

でも、僕は
貴方と別の
生きる道を歩む。

竜宮

四葉さん…

黒扇

…何が別の道を選ぶだ？

黒扇

…ふざけんじゃねぇぞ…。

黒扇

そんなの…
許される訳ないだろうが…

四葉

どうして？

黒扇

…どうしてって
お前は、こっち側
だからだろうがっ！

黒扇

親に見放され、
捨てられた
不幸なガキ…

黒扇

普通なら
異色の眼は高値で
売られて…

黒扇

誰かの道具として
なるはずだろうがっ！

黒扇

なのに、なんで
お前は普通に
生きてんだよ？

黒扇

…おかしいだろうがっ！

四葉

そういう事も
あったかもしれないね。

四葉

でも、僕は
良い人に拾われた。

黒扇

はっ、あいつは
良いやつじゃねぇよ。

黒扇

俺と同じ
人殺しだ！

黒扇

今まで
数えきれないほど
殺してきたんだよ！

四葉

それでも…

黒扇

…それに、あいつ
一人で逃げる気
だったんからな。

四葉

え？

黒扇

何に感化されたか
知らないが、
足を洗うと
抜かしたんだよ。

黒扇

今まで無情に
殺してきた奴がな？

黒扇

でも、お前は
連れて行かないって
言ってたな。

黒扇

…邪魔なお前は
施設に置き捨てると
…ハハっ…

四葉

……。

黒扇

あぁ、
ショックだよなぁ？

黒扇

二度も
捨てられるなんて
気の毒な事だな？

黒扇

結局、お前は
都合のいい道具でしか
ないんだよ！

黒扇

お前を必要としてる
やつなんか…

バチッ！

竜宮

…いい加減、
黙ってもらえます？

竜宮

貴方が喋ると、
とても腹が立つので…

黒扇

ふん、お前には
関係ないだろうがっ！

竜宮

…そんなに
羨ましかったようですね。

黒扇

あ？

竜宮

…話を聞いてて
思ったんですよ。

竜宮

貴方は四葉さんに
嫉妬してたんじゃ
ないですか？

竜宮

自分のように
ならず、幸せに
していたから。

竜宮

境遇は同じのくせに、
と。

黒扇

ッ

四葉

（同じ境遇…）

竜宮

…貴方に対し、
救いの手がなかった
事は同情しますが、

竜宮

今の考え方じゃ
一生幸せは来ませんよ。

竜宮

人の幸せを嫉妬し、
不幸へ堕とそうと
しか考えない奴を

竜宮

誰も助けたいとは
思いませんからね。

黒扇

うるせぇ…黙れっ！

ビュンッ！！

四葉

ッ！

光線が二人の横を通り抜ける。

黒扇

恵まれてる奴の
の不幸を願って
何が悪いんだよっ！！

黒扇

何の苦労も不幸も
してこなかった連中…
不公平だろうが！

黒扇

…親に簡単に
売られて、買われて

黒扇

従わないなら
殴られて…殺されて…

黒扇

そんな人生を送って、
どうやって幸せに
なれっていうんだ？

黒扇

他人の不幸を
望むしか幸せは
感じねぇだろうがっ！！

四葉

…僕にも不幸を
望んでたの？

黒扇

あぁ、そうだよ！！

黒扇

お前の笑顔も
幸そうな様、
全部嫌いだったんだよ！！

四葉

…そっか…。

黒扇

なんだよその顔…、
文句あんのかよ？

四葉

少し悲しいと思ってね、

四葉

貴方から
そう言われると
思ってなかったから。

黒扇

…何なんだよ、
お前…

黒扇

…気色悪い事を
言いやがって…

黒扇

あぁ、気色悪いっ、
消えろ…

ポワッ

黒扇

俺の前からっ、
存在もろとも消えろっ！！

黒扇

消えてしまえっ！！

ビュンッ！

バリンッ！

ガラ…ガタンッ！

黒扇が滅茶苦茶に複数の光線を乱射し、教会内部全体に穴を開ける。

四葉

（…教会が潰れる、
止めないと。）

竜宮

眠って頂きますね。

バキッ！

四葉

ッ！

竜宮

（あっ！？）

シュッ！！

教会の天井に飾られた巨大な黒い天使像を繋ぐ鎖が光線で破壊され、

天使像が黒扇の頭上へと落下する。

四葉

（危ないっ！）

黒扇

（なっ…）

いいか、俺の指示は絶対だ。

俺が高い値でお前を買ったんだ、拒否権はない。

逆らったら… そいつのようになるからな？

　どうしてこんな目にあわなければならない？

普通の人間と変わり無いのに…

不幸平だ…この世の中は、

施設のガキの笑い声がうるさい…

なんでこいつらはこんなに楽しそうにしてんだ？

どうせお前らは… 幸せになんてなれない。

定められて道具に使われて朽ちるのだからな。

…四葉、

四葉

あっ、せんせい！

いつもより遅くなって
申し訳ないですね。

お前もそうだ。

お前は所詮、便利な道具だ。俺と同じ…

拾われた、買われた人間にとって当たり前な事だ。

それに、あいつの笑顔なんて仮染めだ、哀れなガキだ。

四葉

…きょうね、
おねえちゃんと
おりがみしたの。

そうですか、
帰ったら私にも
教えて下さいね。

なのに、なんであいつは笑顔でいられる？

四葉

あっ、おじさん
こんにちは！

……。

…鬱陶しい、あのガキの存在は…

お前の顔も幸せも …俺にはなかったのに…

四葉

おじさんにも
これあげる！

あ？

四葉

えっと、その…

四葉

せんせいいないとき、
いっしょにいてくれる
おれい。

…いらねぇよ、そんな紙切れの心臓…

四葉

……。

…あぁ、しょうがねぇなぁ… もらってやるよ。

四葉

ありがとう！

四葉

はい、どうぞ！

はいはい、どうも。

…本物がほしかったな。

黒扇

……。

黒扇

（…俺も結局、
余計な情を
持っちまったか。）

ドゴンッ！！

黒扇の上に天使像が勢いよく地面に激突する。

竜宮

…な、

四葉

（下敷きに…）

竜宮

（生きてたなら、
最前を尽くしますが…）

竜宮

（まぁ、おそらく
像の重さで
潰れて即死かと…）

竜宮

（ん、いや、
ちょっと待って…）

バチッ

バコンッ！

竜宮は横から雷を放ち、像を飛ばす。

だが、そこに黒扇の姿はない。

竜宮

…やっぱり
逃げられる。

竜宮

（あの黒いモヤで
逃げたんですかね。）

竜宮

はぁ…。

竜宮

（しまった…、
こんな事ならさっさと
バチッと気絶させれば
良かった。）

竜宮

（まぁ、嘆いても
しょうがないですか。）

竜宮

他の方が
捕まえる事を
願いましょう。

竜宮

…追跡不可能なので、
私達はここまでです。

竜宮

とりあえず、
外に出ましょうか。

四葉

……。

竜宮

あっでも、
その前に頬の
手当てしてしますね。

竜宮

斬れて血が出てますし…

四葉

大丈夫だよ、
このぐらい…

竜宮

医師なので
見過ごせませんよ。

竜宮

ほらっ、
座って下さい。
立ってたら
届きませんので…

四葉

…分かった。

四葉は近くの椅子に座る。　

竜宮

…ところで
手に持ってる
それは何ですか？

四葉

…先生が使ってた栞。

四葉

本に差してたり、
使わない時は服に
入れて持ち歩いた。

四葉

でも、さっきの人に
殺されてね…

竜宮

…そうですか。

竜宮

（だから、あんなに
様子がおかしかったんですか。）

四葉

この前、どうして
暗殺者を目指したか
話したよね。

四葉

僕は拾われたから
って言ってたけど、

四葉

本当は
先生と離れたく
なかったからなんだ。

四葉

捨てられるのが
怖かったんだ。

四葉

僕にとっては
母親みたいな人
だったから…

四葉

だから、
必死になって
頑張ってたんだ。

竜宮

……。

四葉

…でも、僕は
必要なかったんだね。

四葉

他人だから
当たり前の事かも
しれないけど、

四葉

（…結構、
悲しいかな。）

竜宮

（…余程、
ショックですよね。）

竜宮

（…否定して
あげたいですが、）

竜宮

（そんな証拠はもう、
存在しないでしょうし）

四葉

外に向かおうか。

四葉

僕の目的は
なくなったから…

竜宮

（…ん、あれ…）

竜宮

四葉さん、
その栞の…本物ですか？

四葉

ん？

竜宮

裏側ですよ、裏の…

四葉

（裏面？）

椅子から立ち上がった状態でゆっくり栞を裏返す。

すると、四葉は驚きの表情で固まる。

四葉

（これ…）

四葉

（…本物？）

竜宮

クローバーですよね。

竜宮

後、千切れた部分に
葉の部分が残ってるので、
元は四つかと…

四葉

もしかして、あの時の？

竜宮

ん？

四葉

昔、先生に
クローバーをあげた
事があったんだ。

四葉

四葉の…

四葉

持っていると
幸せになるって
まじないの本に
書いててね、

四葉

（どうしたのか
気になってたけど、
栞に挟んでたんだ。）

四葉

（あ、でも
僕のあげたものかは
分からないけど…）

四葉

あっ…

……。

四葉

…せんせい？

ッ！

女性は栞を上着に入れ、四葉の方へ寄る。

四葉

コホッコホッ！
…ッ…

横になって
休んで下さい。

怪我してますし、
熱もありますので…

四葉

……。

長い時間
怖い思いをさせて
しまいましたね。

洞窟に落ちたとは
思いもしてませんでした。

見つけ出すにも
時間がかかり過ぎて
しまいました。

四葉

…ごめんなさい。

はい？

四葉

いわれたこと
ちゃんとできなくて…
どうくつにおちて…

四葉

めいわくかけて
ごめんなさいっ、

四葉

ぼく、がんばるから…
できるように
なるから…

四葉

だから…すてないでっ…

…話、聞いてましたか？

四葉

……。

捨てたり、殺したり
しませんよ。

…あれはあの
おじさんの話ですから。

それに、
いらないなら
今既にいませんよ。

とっくに売ったり、
施設に渡したりしてます。

四葉

……。

私が遠くへ
行くとなったら、
ついてきますか？

四葉

え？

…この街を
離れようと
思ってるんです。

貴方も一緒に
連れて行く予定で…

四葉

…どうして？

普通に生きたいと
思ったからです。

この街の人のように…
人を殺める事もなく
穏やかに生活したい。

まぁ…過去の行いが
消えるわけでは
ないですが…

四葉

……。

行き先は
自然の多い場所です。

おそらく、
今と変わりない
生活ですが、
確実ではありません。

貧しい思いを
させることもあるかと
思います。

それと、
施設のお友達とは
当分、会えなくなります。

会うとなっても
数十年かかるかと…

四葉

……。

お友達と
離れたくないなら
施設に残る選択も
あります。

まぁ、その方が
私といるよりも
生活面でも困ら…

四葉

やだっ、
せんせいと
はなれたくない！

四葉

せいかつが
くるしくてもいいっ、

四葉

だからっ…
おいていかないで…。

…そうですか。

それなら、
一緒に行きましょうか。

四葉

わがままいって
ごめんなさい…

四葉

…せんせいはその…
ぼくのこと、
いやじゃない？

嫌じゃないですよ。

むしろそう言って
もらえて嬉しいです。

四葉

え？

私は四葉が
好きですからね。

本当の親では
ないけれど、

親同様に
私は貴方を
大事に想ってます。

貴方と出会えて
幸せ、ととても
感じています。

四葉

せんせい…

では、
まず体調と怪我を
治して下さい。

私は色々準備して
待っています。

治ったら、
すぐ一緒に
旅立ちましょう。

四葉

はい！

…あと、
その、お願いが
1つあるんですが…

四葉

ん？

ここを離れて
向こうで住む時は、

その…手呼び方変えて
もらえますか？

その、せんせい
じゃなくて…

お母さんって…

四葉

ッ！

あ、嫌でしたら
いいですからね？

先生って言われるのが
嫌ではないので…

無理に言わなくても
全然大丈夫ですから…。

四葉

ううん、
いやじゃないよ！

四葉

ぼく、
おかあさんって
よびたい！

…ほんとに？

四葉

うん！

…嬉しいものですね。

じゃあ、四葉
お願いしますね。

四葉

……。

四葉

（…なんで、
忘れてたんだろう。）

竜宮

…やっぱり、
さっきの人の話は
デマカセじゃないんですか？

竜宮

持ち歩くって事は
余程、大切にしてる
物だと思いますし…

竜宮

それに…えッ！？

竜宮が四葉の方を見ると、彼の眼からとめどなく涙が流れている。

竜宮

よ、四葉さんっ？！

四葉

先生のしてた事は
悪いのは分かってるよ…。

四葉

…でも、
それでもっ僕に
とって…

四葉

大切な母親、
だったんだ…。

四葉

…生きてて…
ほしかったのに…

四葉

（…先生…いや、）

四葉

（お母さんと一緒…に…
生きたかった…。）

竜宮

…四葉さん…、

四葉

…ごめん、
泣いてる場合
じゃないよね。

四葉

ちょっと待って、
止めるから…

竜宮

無理に止めなくて
いいですよ。

竜宮

止めるのは心に
悪いですからね。

四葉

…ごめん…ッ…

竜宮

待ちますよ、
いくらでも…

竜宮

ほら、ここ
座わって下さい。

竜宮

しっかり泣いて…
落ち着きましょう。

竜宮は四葉の手を引き、座らせる。

そして、彼が落ち着くまで隣で待つのだった。

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