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第1話
冷たい契約
雨上がりの夜。摩天楼の隙間を縫うようにして走る黒塗りの車の中、奈々は無言で隣に座る青年を見つめていた。
蒼太
運転席越しに声をかけてきたのは、 隣に座る男。蒼太だった。 彼は“龍影”と呼ばれる組織の若き幹部。冷酷で有能、だけど、奈々にだけはいつもどこか不器用だ。
奈々
蒼太
奈々
言葉を詰まらせると、奈々は車窓に視線を逸らした。 街の灯りが滲んで、涙を誤魔化せるのが、少しだけありがたかった。
蒼太
奈々
蒼太
その瞬間、蒼太の手が奈々の手にそっと重なった。 普段の彼からは想像できないくらい優しい手つきだった。
蒼太
“好き”の一言よりも、ずっと強い。
奈々は何も答えられなかった。 でも、心の奥で何かが揺らぎ始めているのを感じていた。
だが、物語はここで終わらない。 蒼太の“本物”への願いを阻む存在が、すでに二人の背後に忍び寄っていた。
闇に紛れて笑う、金の指輪をつけた男。
玲央
そう、彼は蒼太の恋のライバル。 そして、奈々の“過去”を知る唯一の男でもあった。
どうだったでしょうか。
作文書いてる気分になって楽しかったです笑
次回:蒼太が奈々に恋をした日
お楽しみに
バイバイ