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草原の広場にて

2人は段差に座って話していた

暇な時つい来ちゃうのよねここ

わかる

オレもここでよくボーっとしてる

チュンチュン…チュン…

累と初めて会ってもう3ヶ月経ってるのね…

もうそんなに?

時の流れ早いわ〜…

…あ、

そういえばさ

?

鈴オシャレとかしないの?

ギクッ…

ずっと雀のままじゃん

それに結構キャンドルとかハートとか貯まってるっしょ

…まぁ、

私だってオシャレしたいけど…

けど?

?

累が好きって言ってくれたから…ボソ…

フイッ(顔を逸らす)

(そして顔真っ赤)

…累はあくまで"雀の私"が好きなんでしょ?

だから、私が雀じゃなくなったら

私の事嫌いになるでしょ

累に嫌われるぐらいなら…

ずっと雀のままでいい

なーんて…はは

(私何言っちゃってんだろ…)

(引かれたかな…)

確かに、鈴のことを好きになったきっかけは雀だからだよ

でもね

今は違う

…?

累は鈴の手を握りながら立ち上がって鈴の前に膝まづいた

鈴と一緒に旅していくうちに、

鈴と話していくうちに、

鈴のことが気になっていったんだ

今は昔みたいな半端な気持ちじゃない

本当はもっとはやく言いたかった

遅くなってごめん

累は鈴の手を両手で優しく包み込みながら言った

"雀だから"好きなんじゃない

"鈴だから"好きなんです

こんな頼りないオレでよければ、

付き合ってください

その手はかすかに震えていた

…ええ、

喜んで

ングッ…(泣く3秒前)

ふふっ間抜け面ね

だって゛…

ヒューー!!!!!

2人「!?」

2人が周りを見渡すと大勢の野良が2人を囲んでいた

「おめでとー!」

パチパチパチ!!

「お幸せにーー!!!」

鳴り止まない拍手や歓声、クラッカー音、誰かがピアノやらを叩いている音…

とにかく賑やかだ

「くそ…幸せになりやがれください…」

_人人人人人人_ >  尊い!!!!!  <  ̄^Y^Y^YY^Y ̄

先程までのムードはどこへ行ったのやら

…ハッッッ

いいいぃい行こう!!鈴!!!!!

あ、う、うん

差し出された手を咄嗟に掴んだ

いつも握っているはずなのに、

今日は違う

握られている手からは焦りや恥ずかしさが滲み出ていた

「きゃーー!!!!」

「ひゅー!かっこいい〜!!」

「お幸せに!!」

「ばいばーい!」

_人人人人人人_ >  尊い!!!!!!  <  ̄^Y^Y^YY^Y ̄

2人はその場を逃げるようにして飛び立った

ふー…

いやぁ…ごめんね?

あんなところで告白しちゃって…

ううん、言い出したのは私だし…

(沈黙)

(あれ、オレいつも何話してたっけ…)

(ん?まじで思い出せないやばい)

(うあああああなんか喋んないとでも何話していいかあああ)

(あああととりあえず人気のないところ…人気のないところ…!)

(…待って全然思い当たらないどうしようどうしよう)

私、知ってるよ

え!?

あんま人来なくて綺麗な場所

え、あ、どこ?

今回は私にキャリーさせて

え、でも…

いいから

…わかった

「楽園の島々」

ちょっとうるさいかもしれないけど

ううん、全然いいよ

バサッッ

あそこの滝の水が出てるとこ

綺麗ですごい好きなの

へ〜…そんなところが…

とっっ…

わぁ…

めっちゃ綺麗…

でしょ?

あそこ座ろ

うん

ザアァァァァ…

(ここなら誰もいないし…)

(言ってもいいよね…?)

落ち着いて

!

ちゃんと聞くから

…うん

ありがとう

…あのさ

ん?

なんで、オレのこと好きになったの?

ん〜…

エビから助けてくれたからかな

あんなにかっこいい累、初めて見たからさ…

もちろん他にも理由はあるけどね

…そっか

何?

回りくどい言い方は嫌だからストレートに言うね

うん

好きだよ

大好き

愛してる…

…私も好きよ

大好き

愛してるわ…

累が優しく鈴の頬を撫でる

⚠️キス表現有り⚠️

⚠️苦手な方はお控えください⚠️ (次のタップで写真が載ります)

こうして2人は晴れて恋人に…

これからどんなことが起きても、2人で乗り越えて行くことでしょう…

雀と雀好きなツン

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