TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

昔々、あるところに 浦島太郎という青年がいました

いつものように海岸を歩いていると 一匹の亀が子供達にイジられているのを 見つけました

🩷

やーいやーい!
漢字書けないヤツ〜!

🧡

君も漢字読まれへんやろ!

💙

プライベートで
格好つけてんのきしょい!

🧡

シンプル悪口やめい!

🤍

こらこら、低レベルな
争いはやめたまえ

💙

うわっ出たな巨人!

🩷

脚が長すぎて怖いよ〜!!

💙

逃げろ〜!!

冷たい目線で子供達を蹴散らし 亀を助けてあげました

🤍

大丈夫?

🧡

助けてくれてありがとう
何かお礼するわ、ウチ来る?

🤍

いやっ…遠慮しとこっかな

🧡

なんで?!
ええやん、ウチおいでや!

🧡

背中乗せたるし!

🤍

あー…大丈夫!

🧡

いやあかんて!
話進まへんから!!

🤍

えー…

🧡

まあ、一旦来てみ!
ええもん見せたるから

🤍

うーん、じゃあ
お邪魔しよっかな…

渋々亀の誘いに乗り 竜宮城へ向かう事にしました

🤍

海の中って綺麗だね

🧡

そうやろ?
しかも竜宮城には
めっちゃ綺麗なお姫様が
おんねん!

🤍

お姫様?

🧡

乙姫様っていうねんけどな

🧡

むっちゃ美人やで!

🤍

それは…お目にかかりたい

期待に胸を膨らませ 竜宮城に到着した浦島太郎

💜

ようこそ、竜宮城へ♡

🤍

…………あわび?

💜

違うわ!!!!乙姫だわ!!

🤍

えっ…乙姫って…

🧡

あっ乙姫様!ただいま
戻りました!
今日も美人っすね

💜

おかえり〜おつかい
ちゃんと出来た?

🧡

出来ましたよ!ほら
これでしょ?乙姫様が
欲しがってたエ○メスの
ブレスレット

💜

あーん、これこれぇ♡

🤍

深海基準の
美人ってことかな?

🧡

そういえば僕この人に
助けてもらったんで
おもてなししてくれませんか?

💜

オッケー❗️わら

🤍

それムカつくなあ

マイペースな乙姫に少し苛立ちながらも もてなしを受ける事にしました

宴会場では見た事もないほど 豪華なご馳走がずらりと 並べられていました

お酒も少し入り、上機嫌でいると 鯛やヒラメの舞踊りが始まりました

🤍

うわ〜あの鯛いいね!

🧡

どれ?

🤍

ムキムキで美味しそう♡

🧡

ウチの人気ダンサーやで

🤍

うわ、あのヒラメも
かっこいい〜♡

🧡

さすがお目が高い!

🤍

もっと近くで見たいなあ

エロオヤジと化した浦島は 鯛とヒラメをご指名です

💛

どうも鯛です

🤍

いや〜キミとっても
セクシーで最高だったよ!

💛

ありがとうございます

🤍

チップはずんじゃう!

🖤

ヒラメです

🤍

キミ顔が良いねえ

🖤

ありがとうございます

🤍

二人とも近う寄れ!!

両手に花ならぬ両手に魚で 浦島は鼻の下が伸びっぱなしです

💜

う・ら・し・ま さん♡

🤍

あ、結構です

💜

あらそう?

💜

…って、おおおいい!!

💜

竜宮城で1番人気だぞ!!

🤍

ちょっと僕の美意識とは
基準が違うっぽいです

💛

あ、俺らもそうっす

🤍

だよね?

🖤

まあ、深海なんで

💜

こら魚、捌くぞ?

💜

まあでも好きなだけ
ゆっくりしてってね♡

🤍

はーい

それから三日間、浦島は 竜宮城で楽しい時間を過ごしました

🤍

あのーそろそろ
飽きてきたんで帰ります

💜

ええっもう帰っちゃうの?

🧡

もっとここに居たら良いのに

🤍

まあさすがに太陽
恋しくなってきたかな〜的な

💜

あーね

💜

じゃあ、これ

乙姫は小さな玉手箱を 浦島に渡しました

🤍

あ、これ開けちゃダメな
やつでしょ?

🧡

なんで知ってんの?!

🤍

聞いたことあるもん

🧡

誰に?!

🤍

おじいちゃん

💜

えっ…もしかして
貴方のおじいさん
❤️さんって名前じゃ
ないかしら?

🤍

そう、僕のおじいちゃんは
❤️だけどなんで知ってるの?

乙姫はその場に泣き崩れました

実はかつて乙姫が 恋に落ちた青年が❤️でした

💜

あの人を行かせまいと
何年も何十年もこの
竜宮城に引き止めたのに…

💜

結局帰ってしまったの

💜

でもそれも…昔の話

💜

きっと彼は…もう…

🤍

生きてますよ?

💜

え?!

🧡

めっさ長生き!!!

💜

ねえ!その玉手箱
ちょっと返して!!

乙姫は浦島に渡した玉手箱を 奪い取り、別の箱を手渡しました

💜

これ!!❤️さんに
渡してくれない?!

🤍

わかった〜!

🧡

気ぃつけて帰りや

🤍

あ、帰りは
送ってくれないんだ

🧡

俺これからまた
おつかい行かなあかんねん

🤍

じゃ、お世話になりました〜

家に帰った浦島は 乙姫にもらった箱を❤️に渡しました

🤍

おじいちゃん!!!

❤️

なーぁにぃ??

🤍

これ!!!!
あげる!!!!!

❤️

なんだってぇ????

🤍

耳遠いな…

🤍

これ!!!!
あげるよ!!!!!

❤️

くれるのかい???

❤️が受け取った箱を開けました

🤍

ボフンッ シュワシュワー

何ということでしょう! 箱の中から突然白い煙が出て ❤️がピッチピチの若者に 変身してしまいました

🤍

おおおおお!!!!

❤️

え?わしどうなってる?

🤍

めちゃくちゃ
若返ってるよ!!

❤️

うそん、ラッキー

❤️

よく聞こえるし
腰も足も痛くないわ!

🤍

良かったねおじいちゃん!

🤍

あ、てか乙姫に
会いに行ってあげたら?

❤️

乙姫?ああ、あの美人か

🤍

あ、美人の認識なんだ

❤️

お前も竜宮城に行ったのか

🤍

そう、亀がどうしてもって
言うから…

❤️

わかる、押しが強いよな
あの亀

🤍

てか俺も戻ってきたけど
もう一度あの鯛とヒラメに
会いたいな〜

❤️

よし、一緒に竜宮城に
行くか!

❤️

あ、でも亀はどこに
いるんだろう…

🤍

あ、任せて
多分銀座らへん
うろついてれば会える

❤️

なんで銀座?

🤍

ブランド好き姫の
おつかい

銀座で亀をとっ捕まえた二人は 無理矢理背中に乗って 竜宮城へ向かいました

🧡

乙姫様ぁ〜!!!

🧡

大変ですー!!!

💜

んもう、どうしたの
そんなに慌てて…

❤️

やあ

💜

……❤️さん…?

❤️

久しぶり

💜

うそ……本当に❤️さんなの?

🤍

そうだよ、俺が
あの箱を渡したの

💜

ああ…また会えた…

❤️

相変わらずキミは
綺麗だね、乙姫

💜

ああ〜ん…好き♡

💛

おっ、浦島さん
また来てくれたんですか!

🤍

鯛〜!チップのために
貯金おろしてきたよ♡

🖤

浦島さん!

🤍

ヒラメ〜♡

竜宮城に戻った二人は いつまでもみんなと楽しく 暮らしましたとさ

めでたし、めでたし

🧡

竜宮城も
大所帯やで〜!

end.

雪男むかし話シリーズ

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

245

コメント

17

ユーザー

💜 ほ ぼ お 丸 ち ゃ う ? 笑 み ん な キ ャ ラ 濃 す ぎ て ツ ボ 笑

ユーザー

初コメ失礼します!! 主さんの作品最高ですね🤣オチがとくにw

ユーザー

脚の長さで圧倒してみたり、鯛やヒラメでハーレムしちゃう🤍島太郎…面白すぎる🤣🤣🤣 アワビな乙姫、銀座におつかいに行く亀…そしてまさかのおじいちゃん!🤣 濃いキャラの宝庫でしたね~🤣

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚