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息を吹く音
一つ、火が消えた
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かなり昔の話。
とある老夫婦の家の留守を任された時があってねえ
なんでも遠くに住む娘さんの結婚式で、家を空けなければいけないけれど その間犬の世話ができないから、代わりにやってほしいと。
あれは...2日目の夜だったかなぁ
犬が寝た後、少し片づけをしていた時だった。
ひた...ひた...なんて足音が聞こえてきたんだ
なんの音だろう。と座ったまま背を伸び、あたりをきょろきょろと見ると
とたたたたっ
なぁんて、どこか焦ったような音が聞こえてねえ。
不思議と怖くはなかったんだ。
『ん、...誰か...いるのかい?』
俺はそう、音の方に声をかけた。
すると手毬が一つ、廊下から転がってきたんだ
綺麗な青い手毬でねえ。しばらくそれで軽く遊んでいたら飛んで行ってしまって。
ころころ音を立てて転がるそれを追いかけたら、変なところで止まってね。
それで俺は察したんだ。ここには愛らしい子がいるってね。姿は見えないけれど。
それからは手毬やお手玉をして遊んだよ。その子は毬つきが上手でねえ...
後日老夫婦にそのことを聞いたら ご先祖様の時からずっといる座敷童かもねぇなんて話してくれて。
「代々呉服屋を営んでいたけれど わしらの代で畳んでからどこかへ行ってしまったと思っていたが...」
「そうか。まだいてくれているんだねぇ...」
その老夫婦は十数年前に亡くなってしまったけれど、今でも家の中は綺麗に保たれているんだ。
娘夫婦がたまに掃除しに来るけれど、それが必要ないくらいに。
きっと、今でもあの子はあの家の幸せを守っているのだろうね。
なおいつものめだか
#←比べられてるノミが可哀想
まめ(2p好き)
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コメント
3件
おはようございます((爆音)) 今回はほんとにほっこりするタイプのお話だった、、、 座敷童ちゃんと東北達嫁にもらっていいですk(((((黙れ そういや座敷童って枕ひっくり返すみたいなのがあったような、、、あれそれって枕返しですっけ?(そもそも枕返しなんていたっけ) そそそそそういえばなおさんって陸奥さんと出羽さんのバタフライバースのお話って投稿してましたっけ、、、??また読もうと思ってたら無くなってた思い出が、、、妄想暴走のとこにはあって、私の脳内が勝手に物語に変換してありえん話してるかもしれないんですけど、、、とりあえずあの作品の大ファンでしt((
「ほっこりする怪談」って聞いてちょっと身構えたけど、本当にほっこりした…! 手毬やお手玉で遊ぶ姿の想像がかわいくて、老夫婦が「まだいてくれたんだねぇ」って言うシーンはじんわり来たな。姿は見えないけど確かにそこにいる優しい存在、っていう描き方がすごく好き。それにしても岩手、こんな話できるんだな…意外だ。