あれは、村で買い物をしていた時だろうか。
私は護衛も付けず1人で歩いていた。
それが、悪かったのだ。
いや、正直どっちも意味がなかっただろう。
私は失敗を犯していた。
護衛も付けず総統が村を歩いていたら狙われるに決まっている。
それを予想していなかった。
村の人々はいい人だと思っていたから。
その時、事件が起きた。
私に向かって飛んでくるナイフ。
それに気づかず進む私。
そこに行くのを分かってたかのようなナイフが私を襲った。
刺さる直前にナイフの存在に気づく。
私は目を瞑った。
刺さる、と思った時。
ぐちゃっと音がして、目を開けた。
痛みは無かった。
目を、見開いた。
だって目の前に、"あの子"がいるのだから。
【嫌いだったはずなのに。】
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コメント
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… すぅ 、よし好き ((( !?
神作の予感しかしねぇ…