小学生時代
高野
あはははははははは
暁月
うぐっ…
高野
ふっ、たかがモブが
クラスメイト
…
暁月
(ちょっ、「クラスメイト」!
ちょっと待ってよ!)
ちょっと待ってよ!)
暁月
(…みんな嫌いだ)
中学生時代
高野
ほれほれ、喋れよ?
暁月
…
高野
おいおい?
高野
喋らねぇと、どうなるか…わかってるのか?
ずっと転校したかった
親も先生も、誰も話を聞いてくれなかった
みんな嫌いだ
みんな嫌いだ
みんな嫌いだ
暁月
ふぅ、はっ!
暁月
はぁっ、は…
必死に何度も力を付けた
柔道の教室に、バイトをしてお金を貯めてまで自分の力で入った
この前、学校の体育テストで握力を測ると
いつのまにか、70というところまで行っていた
暁月
あんなに握力が小さかったのに、まさかここまで行くなんて
暁月
受験も通り抜けて、明日からは高校生活始まりだな
暁月
…もう俺はあんなところに居たくない
暁月
高野が俺をストレス発散目的で同じ学校に入学して受験まで合格していたが
暁月
そんなことは関係ない
暁月
もうここは、
暁月
セカイ
俺の時間なんだから
俺の時間なんだから