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パリィィィン!!!

音と共に四方八方に飛び散って行くコアの破片。

それは敵だとは思えない程美しく、奴に残っていた唯一の尊い所。

少ない光で倍に輝き、精一杯命を照らす。

けれど、微小の温かみは、僅かな光を放って腐った。

二人は、それを見つめる

ブルー

…先生、SPって…コア、こんな綺麗だったんですね…

ブルー

まったく気にしてなかったし、それどころじゃなかったから分からなかった…

すまない先生

…そうだね

すまない先生

本音言っちゃうと僕も美しいと思うな

すまない先生

____けど、それ以上の怒りと憎しみが僕の中にはあるんだよね

ギリッ。先生が奥歯を噛み潰す音が、ブルーの耳に届いた

その気持ちは痛い程理解できる。

何にも変えることは出来ない仲間を、自分の一等星だった兄を、目の前で「ハカイ」されたのだから

ブルー

…そうですね

ブルー

俺も…何とも言えない感情が、胸の奥にあります

彼は唸るように言った

すまない先生

…さて、コアを壊せた事だし三人の元へ行こう!

すまない先生

ってかコア壊したのにあんまり喜んでなくないか?

ブルー

あ、確かに……

ブルー

騒いでねぇけどめっちゃ嬉しいですよ!!

ブルー

急に作戦変えたから不安だったけど…最後は気持ちよく豪快に倒れて嬉しかっt

すまない先生

ブルー君、すごい感想文っぽくなってるけど授業とでも思ったのかい?

ブルー

え!?そんな風に喋ったつもりは…感想文!?

ブルー

マジで何でだ!?

すまない先生

あははっ!!僕も倒せて最高の気分!!

すまない先生

いやーあんなに気分のいい倒し方、他にないよ!

ブルー

そうですね!

二人は満面の笑顔を向け合って無邪気に笑い合った

戦いは、自分達が終わらせるまで終わらない。

だから、どう足掻いたって…望む「未来」に行くためには───やるしかない

「よしっ!」といつもの青空みたいな声に戻すと、すまない先生はブルーに言った

すまない先生

行こっか!

ブルー

はい!

彼らはさっきよりも少しは明るい足音を刻んで走り出した

「明るさ」…には、二つ程理由があるかも知れない。

パリンッ

小さな小さなコアの破片を、何者かが更に細かく踏み砕いた

その生物は、暗すぎてよく見えなかった

でも、ただ一つ分かる事は____

「───________。」

生と死の狭間を漂ったものだということ。

タッタッタッ……

すまない先生とブルーは、赤ちゃん、ブラック、銀さんが戦っていると思われる戦場に向かう

彼らが戦っていた場所は、すまない先生達と真逆の位置にあるので、ちょっと時間がかかる

確かあちらの方が広いから、相手が広範囲の技が多かったら、苦しい戦闘になるのは避けられないだろう

こちらはこちらであちらより狭かったせいで、大量の泥人形を処理するのに手こずったが。

ブルー

…すまない先生

すまない先生

ん?なんだい?

ブルー

…SPって、侵喰種で、星を破壊することを繰り返す生物なんですよね?

すまない先生

そうだね

ブルー

そして、既にいくつも星を破壊している……でしたよね?

すまない先生

その通りだよ

すまない先生

…何か気になることでもあるのかい?

ブルー

……───事が

すまない先生

え?今なんて?

言葉が風にあおられて、すまない先生の耳には運ばれなかったようだ

ブルーはもう一度だけ言う

ブルー

……こんな事が、信じられない様な事が、酷すぎて吐いちまう様なことが…

ブルー

起こり続けていたなんてな…!

ブルー

正直…言われた時には実感が湧かなかった…でも、

ブルー

ああやって…直面してみると…どれだけそれが人を壊すか理解出来て…

ブルー

壊されるものが…恐ろしすぎて…壊す奴らに、反吐を吐きたくて仕方ない

すまない先生

…許せない……僕も…

すまない先生

SPのやる事なす事、全てが脳が理解するのを拒むよ

ブルー

すまない先生に同感しすぎて怖いです

すまない先生

これよりも酷い事が起こっていたのかも…というか、絶対起こってる…

ブルー

そうですよね…改めて聞いてみると…

ブルー

……何一ついい事がねぇな…

荒々しい息をしながら両者言った

発せられた声は雷雨のように苦しげに、激しかった

ザッ……ザッ………

すまない先生

…何か聞こえなかったか?

ブルー

え?聞こえませんでしたk

すまない先生

危ない!!「すまないカリバー」!

ドオオオン!!

すまない先生

くそっ…外したか…

すまない先生は悔しがりながら「奴」を睨んだ

技の衝撃が晴れた時、そこに立っていたのは───

ブルー

はっ!?こ…いつ!!

ブルー

さっき倒した泥人形…!?倒せてなかったのか!?

泥人形。確かにそれなのだが……様子が違う

先程は生き物と言われても分からない位異様な形をしていたが、目の前にいる人形は…人型にまとまっている

手足が奇妙な形をしている訳でもない

ただ、二人は胸が冷える感覚を覚えた

じわじわと伝わる____「殺意。」

ブルー

これ…何だよ…‪”‬圧‪”‬か……?

ブルー

あいつらに…意思なんてありましたっけ?

ブルー

いつの前に…芽生えたのかよ……

すまない先生

分からないけれどそうっぽいね

すまない先生

…こいつを倒さないと、前には進めないみたいだね

すまない先生は人形の「殺意」を感じ、更に泥人形を睨んだ

奴に目は無い。けれど睨み返されている気がした

先生は剣をしっかりと構え、正面に向ける。 ブルーも弓矢をセットした。

すまない先生

…すまないが、僕らは進まなくちゃ行けないんだ

すまない先生

塞ぐと言うのなら…僕らは手を抜かない

タッ

二人分の足音が花弁となって飛ぶ

この時までは、良かったんだ

上手くいってたんだ。

でも────────

目の前で灯る小さな灯火を育てようと、必死になりすぎた

ここで、何が起きていたか、見てきたのに。

全身で嫌でも感じ取れてしまったのに。

せっかく復習したのに。

嗚呼……──────

すまない先生

ぐ…ぁっ…!!取れろぉ…!!

すまない先生は地面に倒れもがいていた

何故なら、服に泥で作られた槍が深く刺さり、抜けなくなっていたからだ

無論槍は土で作れる硬さとは思えないほどゴチゴチに硬い

ギリギリ肉体ではなくて助かったが、全く抜けない。

すまない先生の馬鹿力で上に引っ張ったって、動かないのだ

すまない先生

…っ…あ‪”‬あ‪”‬!早く…抜けろぉぉ!!

すまない先生

これが抜ければ戦いに戻れるのに…!!

すまない先生

どんだけ深く刺さってるんだよこの槍……!!

先生は死ぬ気で槍を持つ手に力を入れながら首を上げ、前を見る

泥人形と戦っているブルーが、目と鼻の先に居た

泥人形は、自分達が描いていた想像の倍強い。

二人が戦い、今の状況になるまでに理解した事だ

ブルーは、戦いの激しさで苦しげな表情を隠せない

バアン!!

ブルー

ぐはっ…!!

電光石火の如く振り上げられた槍により、ブルーは大ダメージを受けてしまう

だが、その隙に先生の槍が動きを見せた。 上に大きく動いたのだ

すまない先生

行け……

グサッ!!!

すまない先生

ア‪”‬あ‪”‬っ!!

グサ!!

ブルー

あ‪”‬っ…!?!くぞっ‪”‬!!

すまない先生の左足に激痛が走る。

地の底から響く悲鳴。

見れば、太ももの辺りに深く刺さっていた

痛みにより、抜けそうになっていた槍から手を離してしまう

ブルーも…右の腰の辺りに、刺さってしまっていた

ドパッ。槍が血で染まる

痛みに痺れて動けない二人に、泥人形の足音が近付く

気絶寸前の二人には、地獄の音にしか聞こえなかった。

運命【サダメ】の裏表

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コメント

7

ユーザー

SPこれ以上手出すな!! コアを踏み潰したってことは味方かな? マネー様、レッド、バナナ? の誰かかな?

ユーザー

やったぁぁ!すまない先生とブルーがコアを破壊した! SPがこれまでしてきた事は許せないけど…そんなにコアが美しいんだね、見てみたい… 最後のコアを細かく踏み潰したのは誰だろう?何者かが、って書いてたから一人なんだろうな…何人かが、って書いてたらもしかしたらすまスクの皆かも!?って希望はあったけど…敵なのかな… うわ出た超気持ち悪泥人形!てかパワーアップしすぎ!すまない先生とブルーが死んじゃう!やめて!すまスクの皆助けて!

ユーザー

若干口調迷子&語彙力低下!!すみません!

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