放課後。 部活に行く者も居れば そのまま帰る者も 、 皆 廊下に散らばる
そんな人混みの中から一際目立つ恐竜頭に声を掛ける
yu
so
予想通り少し驚いた素振りを見せるsoちゃんに思わず笑みが溢れる 、
普段は僕も真っ直ぐ部室に向かうからこうして僕から話し掛けることに驚いたのだろう 。 しどろもどろになりつつも「 ア…ッ 、 一緒 、 帰ります ?? 」と言ってくれた 。
僕は勿論「 はい 」と即答をし 「 逸れると危ないし 手繋ごっか 。 」と強引にsoちゃんの手を引き 戸惑うsoちゃんなんて気にも止めずさっさと学校から出た
so
yu
さっとメニュー表を手渡すが 少し難しそうな顔をして「 .. これ、全部英語ッス 。 読めねえ 。 」と不満げに言った
yu
so
ここで時間を取るわけにも行かなかったから 適当に店員さんを呼び付けて僕はいつも飲んでいるものを , soちゃんは諦めて「 僕も同じので 」とだけ言った 。
so
白々しくsoちゃんが僕に語り掛ける 、 今日が何の日か分かってるくせに ,
「 それはもう .. ね 。」と含みのある答えをすると「 エッ 。 そんなん言われても分かんないッス 、」と被り物越しにも伝わるほどあからさまにオドオドする
そんなsoちゃんが愛おしくてまた頬が緩む .
yu
態とらしく僕がそう言うとsoちゃんは「 あ〜ーー .…. エ???」と戸惑う
yu
途中から話が噛み合ってなかったことに気付いた僕は思わず声を上げる
yu
僕はさっきの言葉を復唱しsoちゃんの手を握る、 握ったsoちゃんの手はあからさまにガタガタ震えていた
自覚が一切ないのか「 多分それそーちゃん違いッスよ !? 」とわけのわからないことを口走る
何言ってんだこいつは。
yu
驚きも怒りもなくなり僕は一周回って悲しくなり 声を震わせながらもsoちゃんに語り掛ける
so
あ、ここで勘違いしてほしくないのは 付き合ってたのは僕の妄想だったとかそういうオチじゃないのでね
あれこれの僕は流石にあたおかですけどちゃんとこっちでは ..
…あ、いや、この話は控えましょうか
と 取り敢えず回想入りま 〜 す .. ッ
so
soちゃんは色んな屋台 .. いや、正しくは 食べ物の屋台 に目を光らせ , 僕の肩を揺する
僕らは夏祭りに来ています ッ
…. とは言っても、隣町のなんですけど。
青拓の夏祭りは終わっちゃったし 部員に見つかったら面倒そうなので取り敢えず隣町に来てみたんですが ..
so
yu
so
中々物騒なことを言うsoちゃんに若干引きつつも なんとかsoちゃんを止めるべく僕は勇気を振り絞って soちゃんの袖を掴む
yu
僕は適当に理由を誇示つけると 改めて後ろからsoちゃんの袖を引く自分に恥ずかしくなり 強引に手を引くと奥の屋台の方へ走った
so
走っている道中 、 「 金魚すくい 」とデカデカと書かれた屋台を指差しsoちゃんは言う 。
yu
soちゃんはパパッと店主さんにお金を渡して ポイを受け取った
so
soちゃんは自信満々に袖を捲り ポイを振り回しながら言った
yu
so
soちゃんは次々と金魚を掬っては器に入れ 、 また掬っては入れ , 何やかんや7匹ほど捕まえた頃 店主さんに止められて渋々辞めた
so
yu
ちぇ 〜 ッ と 拗ねた様子でsoちゃんは大量に金魚が入った水袋を見て 「 まあ、7匹もいればお腹膨れるでしょうし .. いっか。」と呟いたのを聞き逃さなかった
なんか長くなりそうなので次回に続くってことにしときます !!
コメント
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yusoはいいぞ 〜 !!!!! 👍🏻👍🏻👍🏻👍🏻 あとあれこれのyuくんホントクソサイコ野郎にしすぎたのでこっちでは可愛く描かさせて頂きマス .. 😔()